介護の仕事をしていると「これがあると便利なのにな」と考えることは少なくないのではないでしょうか。
また、介護の仕事をしていく上で必需品になるものも数多くあります。
この記事では、そんな介護従事者の人が仕事で使えるアイテムを紹介していきます。
介護従事者におすすめのアイテム
では、介護従事者が持っていた方が良いアイテムを1つずつご紹介します。
①メモ帳
これは介護従事者に限らず、どの職種においても使えるアイテムです。
他職員からの申し送りやその日の予定、さらに入居者や利用者の情報等、介護従事者は日々多くの情報を把握しながら業務を行わなければなりません。
しかし全部を覚えるのは、簡単ではありません。
重要なことから細かい情報等、書き留める為のメモ帳は常に持っていると便利です。
メモ帳のサイズは様々ありますが、おすすめはA6サイズです。
A6は、A4の4分の1のサイズになるため、A4の紙を4つに折って貼り付れば、いつでも見ることができます。
リングメモにすると記入するときにノートをめくるのが楽ですし、不要になった場合に綺麗に破けるのでおすすめです。
ウェアラブルメモ
ウェアラブルメモのバンドタイプは腕に巻くメモ帳です。
介護の仕事をしていると、とっさにメモを取りたくなった場面になることがよくあります。
例えば、この後この作業をしてほしい、と他のスタッフから言われたり、利用者様から何かを頼まれるなど、日常茶飯事によくあることではないでしょうか。
そんなときにこのウェアラブルメモを身に着けていると、ペンさえ出せばすぐにメモをとれます。
また、身に着けるメモなので、見落とす可能性も低いです。
水に濡れても平気ですし、書いた内容は指で消すことができるのでメモだらけになることもありません。
②ツールポーチ、ウエストポーチ
上記でメモ帳を使うことのメリットについてお伝えしました。
しかし「ズボンに入らず、メモ帳を持ち歩くことはできない」という人もいます。
そんな人におすすめなのが「ツールポーチ」です。
ツールポーチには以下のような特徴があります。
・ペンやメモ帳、PHSが入る ・カラビナがついているので、ズボンに引っ掛けることができる ・チャックがついているので、薬等の小さいものを一時的に入れておくことができる |
例えばデイサービスやショートステイで送迎をしたとき、家族から「連絡帳に入れ忘れた」と、薬や軟膏等を職員に渡すことがあります。
そのときズボンのポケットに入れておく人もいますが、送迎中や他のことをしている内に落としてしまい、問題になるケースが想定されます。
チャックのついているポーチがあれば、一時的に入れていても落とす心配がありません。
ユニフォームで働いている人は、ウエストポーチがおすすめです。
ウエストポーチの特徴には以下のようなことが考えられます。
・ツールポーチに比べてポケットが多いので、小物を多く入れることができる ・腰につけることができるので、どんな服の人でも着用することができる |
どちらのバッグもホームセンターで購入することが可能です。
ただし施設によっては
「入居者や利用者にぶつかり、ケガをしてしまう可能性がある」
との点から使用を禁止している場合もあるので、使用前に確認しましょう。
③手帳
介護従事者がシフトを把握する方法には
・写真に取る ・スマホのアプリに入力する |
という方法がありまし。
しかし手帳を使うことで、シフトの把握以外にも2つのメリットが生まれます。
・急なシフト変更を頼まれたときにすぐ確認できる ・他の業務や進行具合も同時に把握することができる |
仕事中に上司から、シフト変更の依頼が来た場合、その場で携帯を開いて確認するのは、気が引けてしまうものです。
その点手帳であれば、他者の前でも開くことができますし、すぐに予定を確認することができますまた、。
介護従事者は、現場での介護業務以外にも
・会議や委員会の参加 ・議事録作成 ・担当入居者のケアプラン更新の為の書類作成 ・行事の準備 |
等、多岐に渡る仕事があります。
これらを効率的に作業するのに欠かせないのが「スケジュール管理」です。
会議や行事、書類作成等は、事前に日時や期限が決められています。
スキマ時間に少しずつ書類作成や行事の準備をしたり、夜勤中に会議の議事録を作ったり等、「自分がどの時間であれば、作業を行うことができるか」を把握するために、手帳は有効活用できます。
手帳のサイズとしておすすめなのが、A5サイズです。
A5は、A4の2分の1サイズになります。シフトや他の予定の記入したり、さらにプライベートの予定まで、様々な情報を書き留められる余白があります。
A4に比べて小さいので、持ち歩くのにも便利です。
介護士用のケア手帳
上記の商品は、介護士向けに作られた手帳です。
「介護福祉士会監修」で作成されており、介護の仕事をしている方に向けたものとなっています。
ケア手帳には以下のような内容が記載されています。
・月間スケジュール ・週刊スケジュール ・介護制度の情報 ・高齢者との会話に便利な資料 |
介護士に使いやすい内容になっているので、検討してみてはいかがでしょうか。
④Googleカレンダ
これはGoogleアカウントを持っている人であれば、是非利用してほしい機能です。
Googleカレンダーの特徴として「他の人と共有できる」というのがあります。
例えば在宅介護の場合、利用者のケアプラン更新に伴う会議を、他の事業所も交えて行うときがあります。
そのときに電話で予定を確認するのは、手間がかかってしまうのです。
Googleカレンダーで予定を共有しておけば、いつ会議ができるかすぐに決めることができます。
またリマインダー機能もついているので、重要な予定を通知設定しておけば忘れる心配はありません。
⑤介護のための医学知識ハンドブック
介護従事者向けのハンドブックは多くありますが、新人職員向けにおすすめしたいのが「介護のための医学知識ハンドブック」です。
この本は、介護の現場で必要になる医学的な知識だけでなく、異変の状態についても記載されています。
なので、「なぜこの状態が起こっているのか」「この病気は、どんな症状なのか」を、いつでも確認することができます。
それからもう1つおすすめする理由があります。
それは「漢字が分からなくなっても、すぐ確認できる」という点です。
介護の仕事をしていると
・褥瘡(じょくそう) ・誤嚥(ごえん) ・軟膏(なんこう) |
等、日常生活で使わない難しい漢字が出てきますよね。
手書きで記録を書くときに、漢字が分からず、時間がかかってしまうということもあります。
しかしこのハンドブックを持っていれば漢字をすぐに確認することができますし、他職員がいる前でも広げることが可能です。
⑤ハンギングウォッチ
ハンギングウォッチとは、鞄等に付けることができる時計のことです。
なぜハンギングウォッチがおすすめかというと、「どこにいても、時間を確認することができるから」です。
介護従事者という職業柄、腕時計を付けることはできません。
しかし仕事中、時間を確認しなければならない場面はいくつも出てきます。
例えば訪問介護で利用者の訪問した際、そのお宅に時計がなければ自分で時間を確認しなければいけません。
また施設内で介護業務を行うときでも、入浴介助中は時計が見えない場合があります。
ハンギングウォッチを身につけておけば、いつでも時間を確認することができます。
ハンギングウォッチはホームセンター以外にも100円ショップで売っていることもあります。
「試しに使ってみたい」という人は、最初に100円ショップで試してみるのも1つの方法です。
ハンギングウォッチも、仕事で使う前に職場で確認しておきましょう。
入居者や利用者の中には、ペースメーカーを使用している人もいます。
ハンギングウォッチの中には、ペースメーカーに支障をきたす場合もあるので、事前に取扱説明書等を読んでおきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、介護従事者が使えるアイテムとして、以下のアイテムと理由について紹介してきました。
・「メモ帳」入居者や利用者の情報を書き留めるだけでなく、A6サイズのメモ帳を使うことで、A4サイズの紙を貼り付けることができ、より多くの情報をすぐに確認できる。 ・「ツールポーチ、ウエストポーチ」メモ帳や細かい物を入れることができる。 家族から急に物を渡されても、すぐに入れておくことができる。 ・「手帳」シフト把握だけでなく、予定変更や他の業務の進捗状況も把握できる ・「Googleカレンダー」予定の共有や、通知設定でうっかり忘れることを防止できる ・「介護のための医学知識ハンドブック」病気の症状だけでなく、 介護従事者がよく使う難しい漢字もすぐ調べることができる ・「ハンギングウォッチ」時計がない場所でも、すぐに時間を把握することができる |
最後までお読みいただきありがとうございました。