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サービス付き高齢者住宅

  • サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とはどんな施設?特徴や有料老人ホームとの違いを解説!

    一人で生活することが難しい高齢者をサポートする住宅が「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。 今回は、サ高住の特徴や有料老人ホームとの違いを紹介します。 サービス付き高齢者向け住宅の特徴は? サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、国土交通省が管轄する賃貸住宅であり、「一般型」と「介護型」の2種類があります。 一般型のサ高住は、日中は介護スタッフが常駐、夜間は緊急通報システムが整備されています。 また、介護サービスが必要な場合、外部のサービスを利用しなければなりません。 そのため、要介護度が高くなると退去になる可能性があります。 一方、介護型のサ高住は、介護度に関係なく入居可能です。 施設には、看護師が常駐、介護スタッフは24時間常駐しており、さまざまなサービスを受けられます。 特に、安否確認サービス、生活支援サービスが特徴です。 安否確認サービスは、介護スタッフが定期的に各居室を巡回し安否の確認をします。 体調不良や転落、転倒などの急なトラブルにも対応でき、必要に応じて医療機関との連携を図ります。 生活支援サービスは、身の回りの介助を必要とする方に入浴や食事、買い物などのサービスを 提供することです。 自立している方から介護を必要とする方まで、自宅とほぼ変わらない生活ができます。 サービス付き高齢者向け住宅の入居条件や施設内容 次に、サ高住の入居条件や施設内容を解説します。 サービス付き高齢者向け住宅の入居条件 サ高住は、60歳以上の高齢者、または60歳未満で要介護者認定を受けた方が入居の対象となります。 配偶者や60歳以上の親族、要介護者認定を受けている方、特別な理由があると知事に認められた方であれば同居することも可能です。 ほとんどの施設では、連帯保証人・身元引受人が必要となります。 また、認知症ではない、感染症を持っていないなど独自の条件を設けている施設もあります。 サービス付き高齢者向け住宅の施設内容 サ高住の居室には、以下のようなポイントがあります。 各居住部分の床面積が最低18平方メートル、原則25平方メートル以上 キッチン、水洗トイレ、クローゼット、洗面設備、浴室が完備 段差がなく、手すりなどが設置されたバリアフリー設計 バリアフリー設計の広々とした居室であるため、高齢者の一人暮らしでも安心です。 自宅と同じように自分で料理や入浴をすることができます。 また、サ高住には共有スペースである入浴施設やカラオケルーム、レストランなどを設けている施設もあります。 レストランでの食事やカラオケなどのレクリエーションを行うことで、入居者同士で交流の機会を持つことも可能です。 レクリエーションや入居者同士のコミュニケーションは、認知機能や身体機能の低下を防ぐ役割を果たします。 サービス付き高齢者向け住宅の人員基準 また、サ高住には人員配置の基準があります。 社会福祉法人、医療法人、指定居宅サービス事業所等の職員 医師 看護師 介護福祉士やヘルパー2級以上の資格を持つスタッフ 介護支援専門員 以上のいずれかの者が日中に常駐しなければいけません。 医師や看護師が在籍する施設もあり、医療ケアが必要な方でも入居可能な施設があります。 施設内には専門の知識を持つスタッフがいるため安心です。 サービス付き高齢者向け住宅の費用は? 下の表は、サ高住の「一般型」と「介護型」それぞれの費用をまとめています。 一般型 介護型 契約形態 賃貸借契約 利用権契約 月額費用 約5万〜25万円 (家賃、管理費) 約15万〜40万円 (家賃、管理費、食費) サ高住の費用は、「一般型」と「介護型」で異なります。 一般型のサ高住は賃貸借契約であり、初期費用として敷金や保証金が必要となる場合があります。 一方、介護型のサ高住は、入居時に一時金を支払う利用権契約です。 そのため、初期費用は一時金として数十万円から数百万かかることもあります。 また、月額費用は一般型よりも高額です。 サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いは? 下の表では、サ高住と有料老人ホームの特徴をまとめています。 サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホーム 入居条件 60歳以上または 介護者認定を受けた60歳未満 自立または軽度の要介護の60歳以上 サービス内容 安否確認、生活支援全般 食事提供、レクリエーション 自由度 低い 高い 管轄 国土交通省 厚生労働省   有料老人ホームは自立か軽度の要介護者が対象ですが、サ高住は介護度の高さに関係なく入居できます。 有料老人ホームのサービス内容は、食事の提供やレクリエーション活動がメインです。 サ高住のサービス内容には、安否確認や、入浴、食事、買い物など生活支援全般が含まれます。 サ高住は外出や外泊に関するルールがほとんどないため、自由度が高いです。 一方、有料老人ホームは、外出などには制限があり自由度は低くなります。 また、サ高住は国土交通省が管轄する賃貸住宅で、有料老人ホームは厚生労働省が管轄する介護施設です。 サービス付き高齢者向け住宅のメリット、デメリット サ高住のメリットは以下の通りです。 入浴や食事、買い物など必要に応じてサービスを受けられます。 バリアフリー設計であり、高齢者も生活しやすい環境です。 外泊や来客などの制限が緩く、自宅と変わらない生活ができます。 高齢者でも簡単に契約ができ、安心して一人暮らしができます。 日中は看護師や介護スタッフが常駐しているため、緊急時も安心です。 サ高住のデメリットは以下のことが考えられます。 入浴や食事は共用の住宅もあり、ストレスを感じることがあります。 住宅によって、夜間は専門スタッフがいない場合もあります。 賃貸住宅であるため、連帯保証人が必要です。 介護度の高さによっては、転居しなくてはいけない場合もあります。 まとめ 最後までご覧くださりありがとうございます。 今回は、サービス付き高齢者向け住宅の特徴や有料老人ホームとの違いについてお伝えしました。 サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリーであり安否確認や生活支援を受けられる賃貸住宅である。 サービス付き高齢者向け住宅は、60歳以上の高齢者と介護者認定を受けた60歳未満の方が入居可能である。 サービス付き高齢者向け住宅の入居は自由度が高く自宅と変わらない生活を送れるものである。 住宅の種類によって、常駐するスタッフが異なるものである。 ぜひ、参考にしてみてください。 最後までお読みいただきありがとうございます。

  • サ高住(サービス付き高齢者住宅)はどうやって選べばよい?6つのポイントをご紹介!

    今まで生活していた自宅を離れて生活することには不安がつきものです。 入居者がより安心安全に生活を送るためにも、6つのチェックポイントを確認し、入居者の理想や条件に合ったサ高住を選びましょう。 サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイント サ高住を選ぶポイントは、以下の6つです。 立地・アクセス 費用 サービス内容 居室・設備 一般型か介護型か 夫婦での同居が可能か それぞれのポイントについて詳しく説明します。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方①立地・アクセス サ高住を選ぶポイント1つ目は、立地とアクセスです。 地域の中での自立した生活を送るために、立地やアクセスの良さには注意しましょう。 今までの人間関係や行動範囲を変えたくない場合は、住み慣れた地域にある施設がおすすめです。 同じ趣味や境遇を持つ人と新しい関係を築きたい場合は、条件に合ったエリアや施設を探すと良いでしょう。 生活環境や地域が大きく変わることでセカンドライフを楽しむきっかけとなります。 また、付近にバス停や駅があるかなどの利便性もチェックしましょう。 交通のアクセスが良ければ、一人での外出も安心です。 自由度の高いサ高住は、今まで通りの生活とほぼ変わらないことが特徴です。 そのため、家族や友人の自宅を訪問する機会も持てます。 近くに家族や友人がいるとより安心できるため、居住地が近い場所であるかも大事なポイントです。 ワンポイントアドバイス 行き慣れたスーパーや医療機関がサ高住の近くにあることは非常に大事です。 介護スタッフに買い物を代行してもらう場合には、スーパーの欲しい商品も的確に伝えることができます。 医療機関の混み具合や診療時間などを把握していると、通院時や緊急時の連絡がよりスムーズです。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方②費用 サ高住を選ぶポイントの2つ目は、費用です。 賃貸借契約であるサ高住は、一般的な賃貸マンションを契約する場合と同じように月々の家賃や光熱費が中心になります。 初期費用となる敷金・礼金は、施設により大きく異なるため注意しましょう。 食事など、サービスを追加することでかかる費用の確認も必要です。 また、介護サービスが必要になった場合には、さらに費用がプラスされます。 特定施設である介護型に入居する際は、利用権契約になる場合もあるため、一般型よりも高額になります。 費用の支払い方法には、月払いと前払いの方法があります。 月払い方法は、大きな初期費用がかからない代わりに長期になると支払額が多くなります。 前払い方法は、入居時の負担は大きいですが、長期利用であれば費用は割安です。 しかし、短期利用であれば割高になる可能性もあります。 自立して生活できる方ほど費用はやすくなり、手厚い介護サービスを必要とする方は費用が高くなる傾向にあります。 入居時の注意点 月々にかかる費用が高額にるため、受けられるサービスが限定されることやお金に制限がかかる入居者も多いです。 買い物代行や入浴の回数などのサービスに調製が必要になり、十分なサービスが受けられないこともあります。 自由に使用できるお金が少ないと、欲しい物を購入できなくなります。 ストレスが溜まることや施設とのトラブルの原因になるため、費用の確認には注意が必要です。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方③サービス内容 サ高住を選ぶポイントの3つ目は、サービス内容です。 サ高住には、安否確認サービスと生活相談サービスの2つがあります。 安否確認サービスは、定期的に医療や介護の専門スタッフが各居室を巡回し、入居者の状況を確認するサービスです。 その他の食事や介護、生活支援のサービスは施設によって対応が異なるため、入居者が必要とするサービスがカバーされているかチェックしましょう。 ①食事 施設が提供する食事サービスを利用する場合は、食事内容も確認しておきましょう。 味や見た目、季節のイベントに合わせた食事を味わえる施設もあります。 買い物代行や病院への付き添いの対応をするサービスもあり、一人暮らしをする入居者をサポートします。 ②認知症患者の受け入れ 近年は、認知症を患っている入居者も対応可能な施設も増えていますが、認知症患者を受け入れ可能な施設か確認が必要です。 また、介護保険サービスが必要になった場合のことを考えて介護事業所やデイサービスが併設されていると便利です。 ③夜間対応 サ高住では専門のスタッフが常駐していますが、夜間は緊急通報システムが導入されている施設もあります。 専門スタッフが24時間常駐している施設を選ぶとより安心です。 さらに、介護サービスと医療サービスの連携がしっかりしている施設であれば、緊急時もスムーズに医師や看護師による対応を受けられます。 ④レクリエーション イベントやレクリエーションなどを実施しているかも確認しましょう。 初詣やお花見クリスマス会などを実施する施設も多く、イベントに参加することで四季を感じられます。 レクリエーションでは、頭を使用するクイズ大会や身体を使用する運動が一般的です。 他の入居者とコミュニケーションが図れ、認知機能や身体機能の低下を防ぐ効果もあります。 ワンポイントアドバイス 食事は、入居者にとって毎日の楽しみでもあります。 実際には施設で提供する食事が美味しくないと言われ、徐々に食べる量が減り痩せて活気がなくなる高齢者もいます。 食事は一番の特効薬と言われるものでもあり、見た目の豪華さや入居者の口に合うかは非常に重要です。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方④居室・設備 サ高住を選ぶポイントの4つ目は、居室・設備です。 家具や家電を持ち込むスペースがあるか、キッチンや浴室が付いているか、収納場所が確保できているかなど自分の希望と照らし合わせましょう。 豊かな生活ができるようフィットネスジムやカラオケなどの娯楽スペースを設けた施設も多いです。 入居者の理想とするライフスタイルを考えながら入居する施設を選ぶことが重要です。 入居前の確認ポイント 共有スペースを利用する入居者の様子や、スタッフとの関わり方はどのような感じであるかなど、施設によって大きく異なります。 スタッフや入居者との関わりを大事にしたい方が、一人を好むような静かな施設に入居した場合は、退屈に感じるでしょう。 実際に足を運んで雰囲気などを確認しておきましょう。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方⑤一般型か介護型か サ高住を選ぶポイントの5つ目は、一般型か介護型であるかです。 一般型のサ高住は、介護が必要になった場合に外部のサービスを手配しなければいけません。 介護型のサ高住は特定施設の指定を受けているため介護保険の給付対象となり、施設スタッフから介護サービスを受けられます。 一般型は自立して生活できる方を対象としているため、介護度が高くなる認知症を患うなど、状況によっては退去しなければいけない施設もあります。 ニーズに合わせて訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを用意している施設もあるため 事前に確認が必要です。 ワンポイントアドバイス 最期の瞬間まで住み続けたいと考えている方は、特定施設の介護型であることを条件にしておきましょう。 看護師が常駐している施設であれば、看取りの対応も可能です。 親族がいない入居者でも、介護・医療スタッフのケアを受けられるため、寂しさや不安が軽減されるでしょう。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方⑥夫婦での同居が可能か サ高住を選ぶポイントの6つ目は、夫婦での居住が可能であるかです。 サ高住の中には、配偶者とともに入居できる施設もあります。 広めの夫婦部屋が完備されているケースもあり、夫婦で一緒に暮らしながら生活支援サービスを受けることができます。 二人で快適に生活を送ることができる環境であるかも大事なポイントです。 サ高住では、契約者が亡くなった場合でも、配偶者はそのまま住み続けられます。 トラブル回避のポイント 夫婦部屋は広い1部屋のみの施設が多く、24時間2人で過ごすことになります。 そのため、喧嘩や意見の違いがあった場合でも同じ部屋で生活します。 近くに住む安心感も欲しいが、一人の時間も確保したいという夫婦は隣同士の居室を用意してくれる施設を選びましょう。 まとめ 今回は、サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ6つのポイントを紹介しました。 サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ6つのポイントは、「立地・アクセス」「費用」 「サービス内容」「居室・設備」「一般型か介護型か」「夫婦での同居が可能か」である。 自宅と変わらない生活を送るために、入居者の希望に合わせた施設を選ぶことが重要である。 サービス付き高齢者向け住宅は、施設によって費用やサービス内容、設備が異なるものである。 ぜひ、参考にしてみてください。 最後までご覧いただきありがとうございます。

  • サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とはどんな施設?特徴や有料老人ホームとの違いを解説!

    一人で生活することが難しい高齢者をサポートする住宅が「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。 今回は、サ高住の特徴や有料老人ホームとの違いを紹介します。 サービス付き高齢者向け住宅の特徴は? サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、国土交通省が管轄する賃貸住宅であり、「一般型」と「介護型」の2種類があります。 一般型のサ高住は、日中は介護スタッフが常駐、夜間は緊急通報システムが整備されています。 また、介護サービスが必要な場合、外部のサービスを利用しなければなりません。 そのため、要介護度が高くなると退去になる可能性があります。 一方、介護型のサ高住は、介護度に関係なく入居可能です。 施設には、看護師が常駐、介護スタッフは24時間常駐しており、さまざまなサービスを受けられます。 特に、安否確認サービス、生活支援サービスが特徴です。 安否確認サービスは、介護スタッフが定期的に各居室を巡回し安否の確認をします。 体調不良や転落、転倒などの急なトラブルにも対応でき、必要に応じて医療機関との連携を図ります。 生活支援サービスは、身の回りの介助を必要とする方に入浴や食事、買い物などのサービスを 提供することです。 自立している方から介護を必要とする方まで、自宅とほぼ変わらない生活ができます。 サービス付き高齢者向け住宅の入居条件や施設内容 次に、サ高住の入居条件や施設内容を解説します。 サービス付き高齢者向け住宅の入居条件 サ高住は、60歳以上の高齢者、または60歳未満で要介護者認定を受けた方が入居の対象となります。 配偶者や60歳以上の親族、要介護者認定を受けている方、特別な理由があると知事に認められた方であれば同居することも可能です。 ほとんどの施設では、連帯保証人・身元引受人が必要となります。 また、認知症ではない、感染症を持っていないなど独自の条件を設けている施設もあります。 サービス付き高齢者向け住宅の施設内容 サ高住の居室には、以下のようなポイントがあります。 各居住部分の床面積が最低18平方メートル、原則25平方メートル以上 キッチン、水洗トイレ、クローゼット、洗面設備、浴室が完備 段差がなく、手すりなどが設置されたバリアフリー設計 バリアフリー設計の広々とした居室であるため、高齢者の一人暮らしでも安心です。 自宅と同じように自分で料理や入浴をすることができます。 また、サ高住には共有スペースである入浴施設やカラオケルーム、レストランなどを設けている施設もあります。 レストランでの食事やカラオケなどのレクリエーションを行うことで、入居者同士で交流の機会を持つことも可能です。 レクリエーションや入居者同士のコミュニケーションは、認知機能や身体機能の低下を防ぐ役割を果たします。 サービス付き高齢者向け住宅の人員基準 また、サ高住には人員配置の基準があります。 社会福祉法人、医療法人、指定居宅サービス事業所等の職員 医師 看護師 介護福祉士やヘルパー2級以上の資格を持つスタッフ 介護支援専門員 以上のいずれかの者が日中に常駐しなければいけません。 医師や看護師が在籍する施設もあり、医療ケアが必要な方でも入居可能な施設があります。 施設内には専門の知識を持つスタッフがいるため安心です。 サービス付き高齢者向け住宅の費用は? 下の表は、サ高住の「一般型」と「介護型」それぞれの費用をまとめています。 一般型 介護型 契約形態 賃貸借契約 利用権契約 月額費用 約5万〜25万円 (家賃、管理費) 約15万〜40万円 (家賃、管理費、食費) サ高住の費用は、「一般型」と「介護型」で異なります。 一般型のサ高住は賃貸借契約であり、初期費用として敷金や保証金が必要となる場合があります。 一方、介護型のサ高住は、入居時に一時金を支払う利用権契約です。 そのため、初期費用は一時金として数十万円から数百万かかることもあります。 また、月額費用は一般型よりも高額です。 サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いは? 下の表では、サ高住と有料老人ホームの特徴をまとめています。 サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホーム 入居条件 60歳以上または 介護者認定を受けた60歳未満 自立または軽度の要介護の60歳以上 サービス内容 安否確認、生活支援全般 食事提供、レクリエーション 自由度 低い 高い 管轄 国土交通省 厚生労働省   有料老人ホームは自立か軽度の要介護者が対象ですが、サ高住は介護度の高さに関係なく入居できます。 有料老人ホームのサービス内容は、食事の提供やレクリエーション活動がメインです。 サ高住のサービス内容には、安否確認や、入浴、食事、買い物など生活支援全般が含まれます。 サ高住は外出や外泊に関するルールがほとんどないため、自由度が高いです。 一方、有料老人ホームは、外出などには制限があり自由度は低くなります。 また、サ高住は国土交通省が管轄する賃貸住宅で、有料老人ホームは厚生労働省が管轄する介護施設です。 サービス付き高齢者向け住宅のメリット、デメリット サ高住のメリットは以下の通りです。 入浴や食事、買い物など必要に応じてサービスを受けられます。 バリアフリー設計であり、高齢者も生活しやすい環境です。 外泊や来客などの制限が緩く、自宅と変わらない生活ができます。 高齢者でも簡単に契約ができ、安心して一人暮らしができます。 日中は看護師や介護スタッフが常駐しているため、緊急時も安心です。 サ高住のデメリットは以下のことが考えられます。 入浴や食事は共用の住宅もあり、ストレスを感じることがあります。 住宅によって、夜間は専門スタッフがいない場合もあります。 賃貸住宅であるため、連帯保証人が必要です。 介護度の高さによっては、転居しなくてはいけない場合もあります。 まとめ 最後までご覧くださりありがとうございます。 今回は、サービス付き高齢者向け住宅の特徴や有料老人ホームとの違いについてお伝えしました。 サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリーであり安否確認や生活支援を受けられる賃貸住宅である。 サービス付き高齢者向け住宅は、60歳以上の高齢者と介護者認定を受けた60歳未満の方が入居可能である。 サービス付き高齢者向け住宅の入居は自由度が高く自宅と変わらない生活を送れるものである。 住宅の種類によって、常駐するスタッフが異なるものである。 ぜひ、参考にしてみてください。 最後までお読みいただきありがとうございます。

  • サ高住(サービス付き高齢者住宅)はどうやって選べばよい?6つのポイントをご紹介!

    今まで生活していた自宅を離れて生活することには不安がつきものです。 入居者がより安心安全に生活を送るためにも、6つのチェックポイントを確認し、入居者の理想や条件に合ったサ高住を選びましょう。 サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイント サ高住を選ぶポイントは、以下の6つです。 立地・アクセス 費用 サービス内容 居室・設備 一般型か介護型か 夫婦での同居が可能か それぞれのポイントについて詳しく説明します。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方①立地・アクセス サ高住を選ぶポイント1つ目は、立地とアクセスです。 地域の中での自立した生活を送るために、立地やアクセスの良さには注意しましょう。 今までの人間関係や行動範囲を変えたくない場合は、住み慣れた地域にある施設がおすすめです。 同じ趣味や境遇を持つ人と新しい関係を築きたい場合は、条件に合ったエリアや施設を探すと良いでしょう。 生活環境や地域が大きく変わることでセカンドライフを楽しむきっかけとなります。 また、付近にバス停や駅があるかなどの利便性もチェックしましょう。 交通のアクセスが良ければ、一人での外出も安心です。 自由度の高いサ高住は、今まで通りの生活とほぼ変わらないことが特徴です。 そのため、家族や友人の自宅を訪問する機会も持てます。 近くに家族や友人がいるとより安心できるため、居住地が近い場所であるかも大事なポイントです。 ワンポイントアドバイス 行き慣れたスーパーや医療機関がサ高住の近くにあることは非常に大事です。 介護スタッフに買い物を代行してもらう場合には、スーパーの欲しい商品も的確に伝えることができます。 医療機関の混み具合や診療時間などを把握していると、通院時や緊急時の連絡がよりスムーズです。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方②費用 サ高住を選ぶポイントの2つ目は、費用です。 賃貸借契約であるサ高住は、一般的な賃貸マンションを契約する場合と同じように月々の家賃や光熱費が中心になります。 初期費用となる敷金・礼金は、施設により大きく異なるため注意しましょう。 食事など、サービスを追加することでかかる費用の確認も必要です。 また、介護サービスが必要になった場合には、さらに費用がプラスされます。 特定施設である介護型に入居する際は、利用権契約になる場合もあるため、一般型よりも高額になります。 費用の支払い方法には、月払いと前払いの方法があります。 月払い方法は、大きな初期費用がかからない代わりに長期になると支払額が多くなります。 前払い方法は、入居時の負担は大きいですが、長期利用であれば費用は割安です。 しかし、短期利用であれば割高になる可能性もあります。 自立して生活できる方ほど費用はやすくなり、手厚い介護サービスを必要とする方は費用が高くなる傾向にあります。 入居時の注意点 月々にかかる費用が高額にるため、受けられるサービスが限定されることやお金に制限がかかる入居者も多いです。 買い物代行や入浴の回数などのサービスに調製が必要になり、十分なサービスが受けられないこともあります。 自由に使用できるお金が少ないと、欲しい物を購入できなくなります。 ストレスが溜まることや施設とのトラブルの原因になるため、費用の確認には注意が必要です。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方③サービス内容 サ高住を選ぶポイントの3つ目は、サービス内容です。 サ高住には、安否確認サービスと生活相談サービスの2つがあります。 安否確認サービスは、定期的に医療や介護の専門スタッフが各居室を巡回し、入居者の状況を確認するサービスです。 その他の食事や介護、生活支援のサービスは施設によって対応が異なるため、入居者が必要とするサービスがカバーされているかチェックしましょう。 ①食事 施設が提供する食事サービスを利用する場合は、食事内容も確認しておきましょう。 味や見た目、季節のイベントに合わせた食事を味わえる施設もあります。 買い物代行や病院への付き添いの対応をするサービスもあり、一人暮らしをする入居者をサポートします。 ②認知症患者の受け入れ 近年は、認知症を患っている入居者も対応可能な施設も増えていますが、認知症患者を受け入れ可能な施設か確認が必要です。 また、介護保険サービスが必要になった場合のことを考えて介護事業所やデイサービスが併設されていると便利です。 ③夜間対応 サ高住では専門のスタッフが常駐していますが、夜間は緊急通報システムが導入されている施設もあります。 専門スタッフが24時間常駐している施設を選ぶとより安心です。 さらに、介護サービスと医療サービスの連携がしっかりしている施設であれば、緊急時もスムーズに医師や看護師による対応を受けられます。 ④レクリエーション イベントやレクリエーションなどを実施しているかも確認しましょう。 初詣やお花見クリスマス会などを実施する施設も多く、イベントに参加することで四季を感じられます。 レクリエーションでは、頭を使用するクイズ大会や身体を使用する運動が一般的です。 他の入居者とコミュニケーションが図れ、認知機能や身体機能の低下を防ぐ効果もあります。 ワンポイントアドバイス 食事は、入居者にとって毎日の楽しみでもあります。 実際には施設で提供する食事が美味しくないと言われ、徐々に食べる量が減り痩せて活気がなくなる高齢者もいます。 食事は一番の特効薬と言われるものでもあり、見た目の豪華さや入居者の口に合うかは非常に重要です。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方④居室・設備 サ高住を選ぶポイントの4つ目は、居室・設備です。 家具や家電を持ち込むスペースがあるか、キッチンや浴室が付いているか、収納場所が確保できているかなど自分の希望と照らし合わせましょう。 豊かな生活ができるようフィットネスジムやカラオケなどの娯楽スペースを設けた施設も多いです。 入居者の理想とするライフスタイルを考えながら入居する施設を選ぶことが重要です。 入居前の確認ポイント 共有スペースを利用する入居者の様子や、スタッフとの関わり方はどのような感じであるかなど、施設によって大きく異なります。 スタッフや入居者との関わりを大事にしたい方が、一人を好むような静かな施設に入居した場合は、退屈に感じるでしょう。 実際に足を運んで雰囲気などを確認しておきましょう。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方⑤一般型か介護型か サ高住を選ぶポイントの5つ目は、一般型か介護型であるかです。 一般型のサ高住は、介護が必要になった場合に外部のサービスを手配しなければいけません。 介護型のサ高住は特定施設の指定を受けているため介護保険の給付対象となり、施設スタッフから介護サービスを受けられます。 一般型は自立して生活できる方を対象としているため、介護度が高くなる認知症を患うなど、状況によっては退去しなければいけない施設もあります。 ニーズに合わせて訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを用意している施設もあるため 事前に確認が必要です。 ワンポイントアドバイス 最期の瞬間まで住み続けたいと考えている方は、特定施設の介護型であることを条件にしておきましょう。 看護師が常駐している施設であれば、看取りの対応も可能です。 親族がいない入居者でも、介護・医療スタッフのケアを受けられるため、寂しさや不安が軽減されるでしょう。 サービス付き高齢者向け住宅の選び方⑥夫婦での同居が可能か サ高住を選ぶポイントの6つ目は、夫婦での居住が可能であるかです。 サ高住の中には、配偶者とともに入居できる施設もあります。 広めの夫婦部屋が完備されているケースもあり、夫婦で一緒に暮らしながら生活支援サービスを受けることができます。 二人で快適に生活を送ることができる環境であるかも大事なポイントです。 サ高住では、契約者が亡くなった場合でも、配偶者はそのまま住み続けられます。 トラブル回避のポイント 夫婦部屋は広い1部屋のみの施設が多く、24時間2人で過ごすことになります。 そのため、喧嘩や意見の違いがあった場合でも同じ部屋で生活します。 近くに住む安心感も欲しいが、一人の時間も確保したいという夫婦は隣同士の居室を用意してくれる施設を選びましょう。 まとめ 今回は、サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ6つのポイントを紹介しました。 サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ6つのポイントは、「立地・アクセス」「費用」 「サービス内容」「居室・設備」「一般型か介護型か」「夫婦での同居が可能か」である。 自宅と変わらない生活を送るために、入居者の希望に合わせた施設を選ぶことが重要である。 サービス付き高齢者向け住宅は、施設によって費用やサービス内容、設備が異なるものである。 ぜひ、参考にしてみてください。 最後までご覧いただきありがとうございます。