介護施設では必ずと言っていいほど一日のスケジュールの中に「レクリエーション」の時間が組み込まれています。 介護にとって身近なレクリエーションですが、楽しめるということは勿論、得られる効果は様々です。 今回はレクリエーションの目的と、効果的に行うための注意点についてご紹介します。 レクリエーションの目的って? レクレーションには3つの目的があると言われています。 ただ参加するのではなく、得られる効果や目的を意識して行いましょう。 ①身体機能の維持や向上が期待できる 介護施設を利用する方のみならず、どんな方でも少なからず年をとるにつれて身体機能は低下していきます。 例えば転びやすくなったり、着脱や入浴など生活の動作が難しくなったりしていくのです。 介護施設で働いていると、転倒やケガを恐れて今まで気軽に外出していた方の行動範囲が狭くなってしまうという話はよく耳にします。 そういった方の運動の機会は日常生活の動作のみとなりますが、その運動量だけでは十分とは言えません。 さらに身体への影響だけではなく、運動量の低下で精神的なストレスとなる可能性も考えられます。 また今は日常生活に支障なく過ごせている方でも今後は分かりません。 そこで必要となるのが介護施設で行う運動や体操です。 身体を動かすレクリエーションの主な目的は、日常生活のサポートや運動機能低下の予防となります。 低下してきている身体機能を今以上に落ちないようにしたり、より向上したりする効果が期待できます。 ②脳の活性化につながる 運動することで身体だけでなく脳の活性化にもつながります。 身体を動かすと「筋肉を動かす」という命令が脳から神経を通って筋肉へ、さらに筋肉から脳へ信号が発信されます。 つまり筋肉と脳は密接な関係にあり、「運動する」ということは認知症の予防や改善に効果があるということです。 また運動のレクリエーションだけではなく、オセロや麻雀、塗り絵やクイズなどそういった活動も脳の活性化につながります。 笑ったり、大きな声を出したりすると認知症の予防にも効果的です。 ③コミュニケーションの場となる 個人で行うものもあれば、皆で一緒に参加できるものも多いレクリエーションもあります。 チーム戦で勝利するために協力したり、話をしながら一緒に間違い探しをしたりなどコミュニケーションをとる機会が多々取り入れることが可能です。 普段はあまり会話をされなくても、レクリエーションでゲームをする時だけは明るく笑顔を見せてくださる方もいらっしゃいます。 1人暮らしをしている方はどうしても他の人と話したり笑ったりする機会は少ないですよね。 また家族と暮らしている方でも家族だけとコミュニケーションをとるのではなく、いつもと違った人と会話をすることも大切です。 交流の場があることで前向きでポジティブになれることがレクリエーションの魅力です。 レクリエーションの内容は? レクリエーションを行うときには、目的に合わせて決めることも大切です。 ①個人のレクリエーション 塗り絵や間違い探しなど1人でも楽しめるレクリエーションのことです。 話すことが苦手だったり、できなかったりする方でも行えるのが利点です。 利用者の方の中に本当に上手に絵を描かれる方がいらっしゃって、聞くと昔は絵を描くことを趣味としていたようです。 そのうち趣味を再開して自宅で描いた絵を持ってきてくださるようになりました。 ただ楽しむだけでなく、過去のことを思い出しながら行うことでより脳の活性化につながります。 ②集団のレクリエーション スプーンリレーや棒サッカーなど皆で協力して行うレクリエーションです。 個人戦も良いですがチーム戦にすることで非常に盛り上がり、得られる効果も大きくなります。 もし参加することが難しくても、観戦で応援して一緒に盛り上がれることができるので一丸となって楽しめます。 どうやったら勝てるのか頭や身体を使ったり、応援のため大きな声を出したりするので心身ともに効果があります。 ③運動のレクリエーション デイサービスなどでよく目にする運動マシンをつかった活動です。 理学療法士や機能訓練指導員の元、適切に身体を使って運動機能の維持や向上を目指します。 日常生活の動作とは全く違う動きができるので、運動不足を感じている方もここで補えます。 ④外出のレクリエーション 付近の公園で季節の花を見たり、普段行かない場所に買い物に行ったりするレクリエーションです。 いつも屋内で過ごすのではなく屋外に出ることでリフレッシュできるため楽しみにする方も多くいます。 また自身の足では外出が難しい方にとっては介護スタッフが一緒なので安心して参加できます。 以前外出レクリエーションで紫陽花を見に行ったことで、外に出ることに対して前向きになった利用者の方がいらっしゃいました。 その後その方は最寄りのコンサートを見に行かれて、会場で友人をつくったという話を聞かせてくださいました。 レクリエーションの結果、運動や脳の活性化だけでなく、外出できるきっかけになることもあります。 こんなレクリエーションを行うデイサービスも!? スリーA「予防ディサービス 折り梅」 「スリーA」とは「あかるく、あたまをつかって、あきらめない」の頭文字から来ている言葉です。 「予防ディサービス 折り梅」では、そんなスリーAを意識したサービスを展開されています。 こちらは静岡県内の病院で看護師長として勤務されていた増田未知子氏が立ち上げた施設です。 認知症の進行を食い止めることだけでなく、今よりさらに良い状態になれることを目指しており、楽しく認知症予防に取り組めるようになっています。 さらには毎月第二水曜日に介護保険の有無にかかわらず、付近に住む方たちが気軽に参加できる「さわやか教室」を開催し、スリーA方式のリハビリで認知症予防を行っています。 カジノ型デイサービス「ラスベガス」 東京を中心に全国に展開している「ラスベガス」というデイサービスがあります。 介護施設らしくない黒のミニバンで送迎し、施設内では機能訓練や食事だけでなく、麻雀やパチンコも楽しめます。 運動したりゲームに勝ったりすると「ベガス」と呼ばれる仮想通貨が得られ、まるで本当のラスベガスで遊んでいるようなデイサービスです。 しかし機能訓練の時間もしっかりと設けられていて、デイサービスとしての機能も十分発揮しています。 このような施設はここだけでなく全国で増加しており、楽しんで通うことでより効果を得られます。 レクリエーションの注意点は? ①無理に参加させない 麻痺などで参加が難しい方は勿論ですが、精神的に参加したくない方もいます。 ご家族からなるべく参加するようお願いされている場合を除き、無理矢理に参加させるのは逆効果です。 それにより怒ってしまったり、デイサービスの場合利用中止になってしまう可能性もゼロではありません。 その方の表情を見て参加をお願いしましょう。 ②トラブルが起きないように注意する 「ズルをした」「負けて悔しい」などがきっかけでトラブルに繋がるケースを目にしたことがあります。 ゲームのレクリエーションは盛り上がるのですが、利用者の方によっては本気になりすぎてケンカとなる場合もあります。 そういったトラブルが起きないように相性を考えながらチームを組んだり、職員は盛り上げつつも注意して進行したりすることが大切です。 万が一トラブルとなってしまった場合は、職員が間に入って話を聞いたり、他のことに意識がうつるように会話の内容を変えたりしましょう。 ③ケガには十分気をつける レクリエーションは日常生活とは違った動きをすることも多いです。 転倒やケガなどには気をつけて行ってください。 特にゲームや外出をする場合は、本番を行う前に職員同士で実践したり、想像できる危険性を話し合ったりすると良いでしょう。 ④マイナスな評価はしない 利用者の方の意欲を削ぐような発言は控えましょう。 例えば絵であれば「この花はこんな色じゃない」「塗り絵の色がはみ出ている」など評価する必要はありません。 レクリエーションは楽しむため、心身機能のために行っていることを忘れずにいてください。 利用者の方がポジティブな気持ちで楽しめるよう職員はサポートすることに努めましょう。 ⑤大きな声でハッキリ明るく進める ゲームなどを進行する際は大きな声でゆっくりと分かりやすく、そして明るく行いましょう。 私たちでもテーマパークなどの進行係の方が楽しく進めてくれると、気分がのってより楽しめます。 それと同じように利用者の方の気分を盛り上げることが大切です。 また中には聴力の弱い方もいるので、全員が平等に参加できるように進行しましょう。 まとめ この記事では、レクリエーションの目的や効果、注意点などについて解説しました。 ・レクリエーションの目的は「身体機能の維持や向上」「脳の活性化につながる」「コミュニケーションの場となる」の3つである。 ・コミュニケーションの苦手な方にとって塗り絵などの個人のレクリエーションは良い。 ・ゲームで協力して盛り上がることで脳の活性化につながる。 ・専門職員指導のもと日常生活とは違った運動で行うことで、身体機能の維持や向上に期待ができる。 ・普段外出のできない方でも外出レクリエーションは、安心して参加でき、気持ちのリフレッシュにもなる。 ・無理矢理参加させることはしない。 ・利用者間でトラブルが起きないように職員は注意する。 ・日常とは違う動きとなる可能性もあるので安全に行う。 ・楽しんで行うことが大切なのでマイナスな評価はしないようにする。 ・大きな声でハッキリと明るく進行して、全員が楽しめるようにサポートする。 最後までご覧いただきありがとうございました。
デイサービスにはさまざまな種類があります。 そのため、どんなサービスを行いどんな違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。 今回はデイサービスの違いと、自分に合う施設の選び方を解説します。 デイサービスとは? まずは、デイサービスとはどんな所かをご紹介します。 デイサービスとは、高齢者が住み慣れた家で生活できるよう支援を行う場所です。 また、一緒に暮らす家族の介護負担軽減も役割の1つです。 高齢になるにつれ、心身機能が低下し家で生活することが難しくなります。 そのために、デイサービスで日常生活に関するサービスを受け、住み慣れた家で生活できるように支援しています。 また、デイサービスで他者と交流することで心の機能回復も目的としています。 サービスの内容は、食事、排泄、口腔ケア、入浴、機能訓練、相談や助言など日常生活に関することです。 どんなデイサービスがある?違いを知って選ぼう デイサービスは、それぞれに特色があり以下の5つ種類があります。 ①通所介護 ②通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 ④地域密着型通所介護 ⑤療養型通所介護 どんなサービスを提供しているのか具体的に解説します。 違いを知ることで、自分にあった所を選びやすくなります。 ①通所介護 通所介護とは、高齢者が在宅で自立した生活ができるように支援する場所です。 サービスの内容は、機能訓練や社会交流、家族の介護負担軽減、日常生活に関する支援、相談を行っています。 ②通所リハビリテーション 通所リハビリテーション(以下通リハ)とは、リハビリに特化したデイサービスです。 主治医の指示で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の専門職がリハビリを実施します。 通リハはリハビリを目的としていますが、食事・排泄・入浴・口腔ケアの介護サービスも提供しています。 参照元:厚生労働省 通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 認知症対応型デイサービスとは、認知症に特化したデイサービスです。 通常のデイサービスでも認知症の方は通えますが、利用人数が多いと対応が難しい場合があります。 認知症のデイサービスは、利用者の人数が12人以下と定められています。 また、デイサービスの責任者は、「認知症対応型サービス事業管理研修」を修了していることが義務付けられています。 食事・排泄・入浴・口腔ケアの介護サービスはもちろん、認知症進行の緩和や認知症に対するケアが受けられます。 参照元:LIFULL介護 認知症対応型通所介護とは ④地域密着型通所介護 地域密着型通所介護は定員数が18人以下で、「事業所がある市町村に住んでいる人」と定められています。 これは、より細やかなニーズと手厚い支援を受けられるように限するためです。 サービス内容は通所介護とほとんど変わりませんが、人数が少ないので、利用者一人一人に合ったケアを提供しています。 参照元:健康ネット 地域密着型通所介護とは?サービスや通うメリットについて解説! ⑤療養型通所介護施設 療養型通所型介護施設は、医療的なケアを必要とする人が利用できるデイサービスです。 通常のデイサービスでも、利用できますが事業所によって受け入れに制限があります。 看護師が常駐する中で、日常生活の全般の支援から機能訓練を行います。 対象者は、難病や脳血管疾患後遺症・がん末期など常に医療ケアが必要な人等です。 参照元:介護ワーカー 療養通所介護とはどんなサービス?役割や仕事内容について解説! 違いが分かったところで、次の章ではデイサービスの選び方のポイントを紹介します。 ポイントを押さえて自分に合った事業所を選びましょう。 デイサービスの選び方のポイントは4つ ここでは、デイサービスを選ぶ時に押さえたいポイントを4つ解説していきます。 ①デイサービスの人数はどれくらいか ②食事の内容はどうなのか ③対応できる利用時間 ④入浴やトイレの設備の確認 それぞれのポイントを具体的にご紹介します。 ①デイサービスの人数はどれくらいか デイサービスの1日の利用者人数を確認しておくと雰囲気が分かります。 人数が少ないと利用者の一人一人の細かいニーズに応えやすいです。 人数が多いと法人運営しているところが大半になるので、スタッフの育成がしっかりできています。 デイサービスの1日の利用者人数を見るのもデイサービス選びのポイントの一つです。 ②食事の内容を確認する デイサービスでは食事にこだわっている事業所が多く、主食を魚かお肉に選択できたり、すべて手作りの施設もあります。 まとめて食事を作っている事業所もあるので、糖尿病や塩分制限がある方は、食事が対応できるか確認しましょう。 ③対応できる利用時間 どれくらいの時間を利用できるのか、短時間など対応してくれるのかなどを確認しましょう。 身体の調子が悪い時や退院後は長時間のデイサービスが体力的にきつい場合があります。 また、病院を受診するから早く帰宅したい、ヘルパーの利用があるから短時間にしたいなど、要望に応えられるか確認しておくと安心です。 ④入浴やトイレなど施設の設備を確認する 施設によって、入浴設備が自宅のようなお風呂だったり大浴場のお風呂だったりします。 入浴時は職員がついていますが、恥ずかしいから個浴で入りたい、温泉のようにみんなでワイワイと入りたいなど好みがあるのでチェックしておきたい設備です。 また、トイレもみておきたい設備の一つです。 たくさんの事業所がある中で、古民家を改装したデイサービスもあるので、トイレの向きによっては麻痺がある人は使いにくくなってしまいます。 トイレの設備が自分の身体に合うか確認しましょう。 デイサービスの選び方のポイントを押さえたところで、次は見学する時にみておきたい項目をご紹介します。 デイサービスを見学する時のポイント デイサービスの見学はした方がいいと言われますが、どこを見ればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。 この章では、見学する際のポイントをご紹介します。 ①いつも出入りするに人に対して挨拶しているのか ②方針や方向性が定められているか ③現在利用している人の雰囲気を見る 一つ一つ具体的に解説していきます。 ①いつも出入りする人に対して挨拶がきちんとしているか 基本的にお客さんにはきちんと挨拶するので、ここではいつも施設に出入りがある業者や職員同士が挨拶をきちんとしているかチェックします。 いつも出入りする人に対しては、自然な対応になるので、見ておきたいポイントなのです。 ②方針や方向性が定められているか デイサービスでの方針や方向性が定まっていると職員間で摩擦が生じにくく、ケアに対して統一感があります。 例えば、利用者の目標をきちんと職員が共有出来ており、やるべきケアが統一されている施設もあります。 職員の動きは、見学時に確認しておきたい項目です。 ③現在利用されている方の雰囲気をみる 施設全体の雰囲気が合うのかチェックするのも大切ですが、今利用されている方が楽しそうにされているか見るのもポイントです。 職員は新規利用者獲得の為、良いところを見せようとする場合がありますが、今利用されている方は楽しそうに取り繕う必要性がないからです。 実際、自分に合うかは利用して見ないと分かりませんが、大半のデイサービスは1日体験利用を実施しています。 上記ポイントを意識して、体験利用してみると自分に合う事業所が見つけやすくなります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 デイサービスの違いと自分に合う選び方のポイントをご紹介しました。 ・デイサービスとは、高齢者が住み慣れた家で生活できるよう支援を行う場所である ・デイサービス 5つの種類 ①通所介護 ②通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 ④地域密着型通所介護 ⑤療養型通所介護 ・デイサービスの選び方 4つのポイント ①デイサービスの人数はどれくらいか ②食事の内容 ③利用時間 ④施設の設備を確認する ・デイサービスを見学時の3つのポイント ①顔見知りの人に挨拶しているか ②方針や方向性が定められているか ③現在利用している方の雰囲気を見る 最後まで読んでいただきありがとうございました。
介護予防支援としてのデイサービスとは具体的にどんな所なのでしょうか。 この記事では、介護予防のデイサービスの目的や利用する方法、対象者、種類や料金を紹介します。 介護予防としてのデイサービスとは? 介護予防のデイサービスとは、高齢者が集まり心身機能の回復または低下しないように訓練を日帰りで行う場所です。 高齢者が住み慣れた場所で生活できることを目的としています。 サービス内容は「生活機能の向上のための機能訓練」です。 生活機能とは人が暮らしていく上で必要な能力で、特に高齢者は自立した生活を送る為に欠かせません。 高齢者の生活機能は基本的日常生活動作と手段的日常生活動作と2つに分類されます。 基本的日常生活動作 【歩く】【食事】【着替え】【入浴】【整容】 手段的日常生活動作 【交通機関の利用】【電話対応】【買物】【家事】【服薬管理】 これらの機能の回復または維持をして在宅で自立した生活ができることを目的としています。 参考サイト:高齢者の生活機能|健康長寿ネット 介護予防のデイサービスを利用するには? 利用する方法は、住んでいる市町村窓口で介護保険申請をします。 以下が介護保険申請の流れです。 ①お住まいの市町村の窓口で介護保険認定申請 申請時に必要な物は「申請書」と「介護保険被保険証」になります。 介護保険被保険証とは、お住まいの市町村から65歳以上の方に発行される保険証です。 64歳から40歳以上の場合は「医療保険証」が必要です。 ②申請後は、認定調査が行われる 認定調査とは、市町村職員または市町村から委託を受けた職員が、自宅に来て現在の心身の状態や暮らしについて調査を行うことです。 ③市町村からの依頼でかかりつけ医が主治医意見書を作成 主治医意見書とは、かかりつけ医が病歴や治療した内容など身体に関することを記載したものです。 かかりつけ医がない場合は、市町村の医師または市町村が指定する医師に作成依頼ができます。 ④主治医意見書と認定調査を基に、コンピューターが判定を行う コンピューター判定のことを「一次判定」と言います。 目的は介護度の目安を出すことです。 ⑤それぞれの専門職が集まり「介護認定調査会」を行う 介護認定審査会とは、認定調査結果や主治医意見書により算出された一次判定をもとに、専門職が集まり審査を行うことです。 これを「二次判定」と言います。 専門職は、保健、医療、福祉の学識者で構成されています。 ここは審査の判定を行う場所なので、介護区分の決定をする権限はありません。 ⑥市町村が介護区分認定を決定・通知 市町村は介護認定結果を申請日から、原則30日以内に出さなければなりません。 そのため、介護認定が分かるまで1か月かかります。 サービスを受けたいと思っても、時間がかかってしまうので注意が必要です。 参考サイト:厚生労働省 サービス利用までの流れ|介護保険の解説 介護保険認定後は、以下のような区分に分けられます。 要支援1 基本的日常生活は自立しているが、手段的日常生活(公共交通機関の利用、電話対応、買物、家事、服薬管理)に介助が必要とする人 要支援2 要支援1の状態に加え、歩く状態が安定せず、介護が必要になる可能性がある人 要介護度1 基本的日常生活に介助が必要で、歩く状態が安定せず、加えて認知機能低下も見られる人 要介護度2 基本的日常生活と手段的日常生活のどちらとも介助が必要で、認知機能低下が見られる人。 要介護度3 自分で歩くことが出来ず、杖、歩行器、車いすを使用している人。 基本的日常生活と手段的日常生活の介助が必要な人。 要介護度4 思考力や判断能力が著しく低下している人。 日常生活の場で常に介助が必要な人。 要介護度5 寝たきり状態で会話も困難で常に介護が必要な人。 要介護度は数字が大きくなってくると、介護度が重くなるという判定になります。 参考サイト:介護保険の介護度とは|健康長寿ネット 【目安がわかる】要介護度とは?8段階の状態像と受けられる介護サービス|みんなの介護 介護予防のデイサービスを利用できる人は? 介護保険申請が非該当でも、事業対象者に該当すると介護予防のデイサービスは利用できます。 事業対象者とは、基本チェックリストに該当する方です。 基本チェックリストとは、25項目の質問に答えて身体状態をチェックできるツールになります。 ▼こちらが実際のチェックリストです。 厚生労働省 表4 基本チェックリスト 運動機能低下、低栄養状態、口腔機能の低下、閉じこもり、認知機能の低下、うつ病の可能性などが判断の基準になります。 基本チェックリストを実施できる場所は、地域包括支援センターや行政です。 地域包括支援センターとは、介護の相談窓口です。 専職員が集まり、住み慣れた地域で暮らしていけるようにサポートしています。 参考サイト:LIFULL介護【はじめての方へ】地域包括支援センターとは?その役割と賢い活用法 チェックリストは、介護保険申請に比べると面倒な手続きがなく5分〜10分で行えます。 参考サイト:基本チェックリストの概要 介護予防のデイサービスはどんな種類やサービスがあるのか 多様なサービスが受けられるように、デイサービスの種類は4つあります。 サービスの種類 サービスの内容 ①通所型介護 ・生活に関する支援 ・生活機能向上の為の機能訓練 ②通所型サービスA ・通所型介護より小さいデイサービス ・運動、レクレーション ③通所型サービスB ・利用者の自主的な通いの場 ・体操、運動 ④通所型サービスC ・3~6か月で生活機能向上を目指す ・運動や栄養改善のプログラムの実施 それぞれサービス内容に特徴があるので具体的に解説します。 ①通所型介護 入浴、排泄、食事、機能訓練、相談など日常生活に関する支援を受けられます。 一番の特徴は、在宅で暮らす上で必要な機能訓練サービスを行っていることです。 機能訓練とは、身体の維持と向上を目指す訓練です。 介護サービス提供者が利用者の身体状況に合わせて目標を設定しプランを作成します。 ②通所型サービスA 通所型サービスAでは、運動やレクリエーションが行われます。 レクリエーションとは、介護現場では娯楽や余暇ではなく心身の向上を目指すことが目的です。 レクリエーションの種類は、身体を使う、手先を使う、頭を使うなどがあります。 通所型介護と比べると小規模のデイサービスです。 ③通所型サービスB サービスの内容は、体操や運動で、利用者主体の通いの場となります。 サービスの提供がボランティアや町内会なので、職員もボランティア主体となります。 イメージとしては、いきいきサロンや町内会の集まりです。 ④通所型サービスC サービスの内容は、3〜6カ月の短期間で生活機能向上を目指します。 実施するプログラム内容は、運動機能や栄養改善などです。 提供が市町村の保健・医療の専門職になっています。 参考サイト:介護予防・日常生活支援総合事業 ガイドライン|厚生労働省 介護予防のデイサービス費用は? デイサービスの費用は市町村によって違います。 以下は2022年10月現在の熊本市の通所型サービスの利用料金です。 通所型介護 料金 要支援1 1,672円/月 要支援2 3,428円/月 基本料金に加え、必要に応じて加算がついてきます。 加算とは、サービスの提供体制や利用者の状況に応じて発生するお金のことです。 加算の内容は、運動器機能向上加算、栄養加算、口腔機能向上加算などがあります。 それぞれの加算は、必要なサービスであると判断された場合介護サービス提供者がプランを作成しサービス提供します。 参考サイト:【開業】介護報酬の構造、加算・減算とは? 通所型介護や通所型A.B.Cは、市町村事業になるので、詳しい金額は異なります。 上記金額は、目安になるのでお住まいの市町村にお問合せかホームページで確認をおすすめします。 【まとめ】 いかがでしたでしょうか。 介護予防のデイサービス利用についてお伝えしました。 ・介護予防のデイサービスは「生活機能の向上のための機能訓練を行う」場所である。 ・介護予防のデイサービスを利用するには、市町村で介護保険申請をする必要がある。 ・介護予防のデイサービスが利用できる対象者は要支援1.2と事業者対象者である。 ・事業対象者は、基本チェックリスト該当者である。 ・介護予防のデイサービスの種類は①通所型介護②通所型サービスA③通所型サービスB④通所型サービスCの4つである。 ・費用は市町村事業の為、金額が異なるので確認がおすすめである。 最後までお読みいただきありがとうございました。
親が弱くなってきた時に考えるのが、デイサービス利用です。 元気で過ごしてもらうためにも、デイサービスでの機能訓練は効果があります。 今回は、デイサービスの機能訓練についてご紹介します。 デイサービスとは? デイサービスは、利用者が家に閉じこもっているのを防いで、交流を広げることができる場所です。 家族の介護負担を軽くするという目的もあります。 利用者が家で暮らしを続けられるように、利用者に様々なサービスが提供されるからです。 日帰りかつ自宅までの送迎もあるので、本人も受け入れやすくなっているのもポイント。 ですので、デイサービスは閉じこもり予防ができ、交流の場になるのです。 デイサービスの提供サービスは、以下のようなものがあります。 食事 入浴 機能訓練 口腔機能向上サービス 「入浴」、「機能訓練」、「口腔機能向上サービス」を受けるためには、加算が算定されます。 加算が算定されますが、充実したサービスを受けることが可能です。 デイサービスの提供サービスの中でも、「機能訓練」について説明していきます。 デイサービスでの機能訓練の効果とは デイサービスで機能訓練を受けると、様々な効果があります。 本人だけでなく、家族にも効果があるのです。 自宅での暮らしを続けることができる 1人でできることが増える 自宅への閉じこもりを防げる 認知症予防になる 加齢による起こりやすい病気(誤嚥性肺炎など)を予防できる 家族の介護負担を軽くできる デイサービスでの機能訓練 機能訓練は、利用者が住みなれた家で元気に暮らしを続けられるように、アプローチするものです。 機能訓練は、デイサービスでは「個別機能訓練加算」という項目があり、大きな役割を担っています。 機能訓練とは? 機能訓練とは、生活していくために必要な動きを保ったり、改善を図るものです。 歳を重ねると身体機能が低下し、これまでできていたことが難しくなったりします。 例えば、家に閉じこもりがちになったり、ひどくなると寝たきりになります。 本人だけでなく、家族の介護量も増えます。 こういったことを防ぐ役割があるのが、機能訓練です。 機能訓練を行うことで、生活していくために必要な動きを保ったり、改善することが可能なのです。 機能訓練は、身体機能のみにアプローチするものではありません。 要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない。 ※指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第92条より 精神面や家族の介護負担軽減にも、アプローチする必要があるのが特徴です。 機能訓練の内容は? 機能訓練の内容として、大きく3つに分けることができます。 身体機能の改善 生活機能の改善 疾病や疾患の維持・予防 それぞれ紹介します。 身体機能の改善 関節や筋肉に、直接アプローチします。 例えば、「歩く時にフラフラしなくなった」、「腕があがるようになった」などです。 歩行訓練や関節可動域訓練、筋力増強訓練などです。 生活機能の改善 自立した生活を送るために、アプローチします。 例えば、「1人でトイレに行くことができる」、「1人でお風呂に入ることができる」などです。 ズボンの上げ下ろしの動作や、浴槽をまたぐ動作の練習を行います。 なれてきたら、実際に現場で行います。 疾病や疾患の維持・予防 加齢とともにさまざまな機能が低下して、疾病を引き起こします。 例えば、誤嚥性肺炎です。 誤嚥予防のために、摂食訓練や嚥下訓練を行います。 機能訓練を行う人は? デイサービスでの機能訓練は、医師の指示は必要ありません。 ですが、スタッフの誰もが機能訓練を実施するわけではありません。 国家資格保有者である「機能訓練指導員」が、機能訓練を担当します。 医療知識のある職種のスタッフが行うため、抱えている悩みも相談できます。 機能訓練を実施できる人 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護師 准看護師 柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 実際に機能訓練をしよう デイサービスで機能訓練をするためには、流れがあります。 しっかり流れを踏んで、親に機能訓練に取り組んでもらいましょう。 すでにケアマネとデイサービスと契約した前提で、機能訓練実施の流れを紹介します。 機能訓練指導員の居宅訪問がある 機能訓練指導員が作成した「個別機能訓練計画書」に署名と捺印 機能訓練指導員が作成した「機能訓練メニュー」に取り組む 定期的に機能訓練の効果判定を受ける ※これを3ヶ月サイクルで繰り返す 居宅訪問 ケアマネージャーなどが自宅への訪問(居宅訪問)することがあります。 利用者の家での生活能力や問題点をしっかり把握するためです。 利用者の生活環境に合った機能訓練を実施するためにも、必要になっています。 このため、居宅訪問が必要になるのです。 個別機能訓練計画書、機能訓練メニュー 居宅訪問が終わると、機能訓練指導員が個別機能訓練計画書を作成します。 居宅訪問の結果を内容に反映しなければならないので、ひとりひとり内容が異なっているのです。 内容は、家での生活を続けていく上での目標や機能訓練メニューが設定されています。 説明を受け十分に納得してから、計画書に署名と捺印をしましょう。 これで、機能訓練がスタートです。 機能訓練メニューに沿って、取り組んでいきましょう。 気になることがあれば、機能訓練指導員に尋ねてください。 効果判定 機能訓練に取り組んだら、終わりではありません。 3ヶ月に1回、効果判定があります。 それぞれのデイサービスで内容は異なりますが、体力測定で身体機能を評価するところが多いです。 機能訓練に取り組んできた内容が正解だったのか、目標設定をクリアしたのかみるために、重要です。 まとめ ここまで、デイサービスでの機能訓練について、紹介してきました。 デイサービスは、利用者が家で暮らしを続けられるように、様々なサービスが提供されます。 機能訓練の効果には以下のものがあります。 1人でできることが増える 自宅への閉じこもりを防げる 認知症予防になる 加齢による起こりやすい病気(誤嚥性肺炎など)を予防できる 家族の介護負担を軽くできる 機能訓練は、身体機能のみでなく、精神面や家族の介護負担軽減にもアプローチする 機能訓練の内容は、「身体機能の改善」、「生活機能の改善」、「疾病や疾患の維持・予防」 機能訓練は、国家資格保有者の「機能訓練指導員」が担当する 機能訓練は、3ヶ月サイクルで効果判定があり、繰り返される 親が弱くなってきたなと感じたら、デイサービスで機能訓練に取り組むことを考えましょう。 親に機能訓練に取り組んでもらうことで、いつまでも元気で家で過ごしてもらえるからです。 デイサービスは体験利用があっているところも多く、お試しで1回利用してみるのも手です。 親が介護を必要とする状態になる前に、デイサービスで機能訓練を受けてみてください。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ディサービスに通う一番の目的といえば、認知症の改善や予防や健康寿命を伸ばすことではないでしょうか。 それにせっかくなら楽しくデイサービスに通いたいものです。 そこで今回は実際にディサービスで働いている私が、通ってみたくなるデイサービスのポイントを 5つご紹介します。 通ってみたくなるディサービス・ポイント5つ ディサービスには場所によりサービスの内容が異なります。 その中でも楽しいディサービスには以下のようなポイントがあります。 ぜひ参考にしてみてください。 (1)ディサービスで過ごす間、手の空く時間が少ない 注目したいのが「利用者の方が空き時間をどう過ごされているのか」ということです。 つまり職員もなるべく一緒に利用者の方が手持ち無沙汰にならないように意識しているのかどうか、が重要になります。 ここでは、認知症の改善を感じることができる、空き時間の使い方の例を紹介します。 そこでは模造紙に描かれたイラストに貼り絵を行っていました。 イラストの線を理解し色分けして貼り絵をすることは、認知症の方にとっては非常に難しいことです。 しかし何度も繰り返す中で上達して、最終的には職員と協力し素敵な作品が完成しました。 このように認知症の改善には空き時間を有効的に使うことはとても重要です。 認知症もあまりなく、周りとのコミュニケーションに心配のない利用者の方なら問題ありませんが、「認知症の改善や予防を重点的に」と考えている方は大切にしたいポイントです。 定員の多いディサービスの場合、利用者の方が手持ち無沙汰になってしまうことがよくあります。 施設に到着後、お風呂、食事、運動と忙しくはあるのですが、それらが済んでしまった後「さて、何をしようか」となってしまうことも少なくありません。 要介護度の低い方同士であればお話をされたり、オセロや囲碁などのテーブルゲームを楽しむこともできます。 ただそういったことが難しい利用者の方は、テレビを見たり、横になったりして時間を過ごします。 ご家族の方からすると、せっかく認知症の改善のためのディサービスなのになんだか物足りなく感じてしまいがちです。 だからこそ、空き時間のバリエーション豊かな解消法を知っているデイサービスは、通ってみたいデイサービスであると言えます。 (2)デイサービスでのレク活動やリハビリ設備が整っている リハビリ設備が整っていることや一日の中で運動の機会が多いことは、ディサービスで過ごす上で楽しめるポイントとなります。 ディサービスに通っている方の多くは身体を動かすことを目的にしています。 利用者の方には「これ以上身体が動かなくなったら・・・」と心配している方も非常に多いです。 でもせっかく身体を動かすなら楽しく行いたいものです。 レクリエーション活動を設けているディサービスもあります。 例えば棒を一本ずつ持ち球を転がしてチームでゴールを目指す棒サッカーや、スプーンでピンポン球を渡すスプーンリレーなどが挙げられます。 これらはあまり会話をしない利用者の方でも声を上げて楽しく参加できます。 しっかり笑って普段関わらない人と会話をするという体験は脳に刺激を与え、認知症の改善に有効です。 多くのディサービスはリハビリ設備が備わっていますが、どの程度力を入れているかは様々です。 自転車漕ぎなどの簡単なマシーンのみが置いてある施設もあれば、ウォーターべッドや酸素カプセルまで用意されてある施設もあったりと本当に十人十色です。 もちろんマシーンで身体を動かし、脳を活性化させることも大切です。 ですがウォーターベッドなどでリラックスし、副交感神経を優位にすることもまた認知症の改善には有効と言われています。 アロマテラピーでストレスの緩和や精神的ケアが得られることと同じです。 レクリエーションとリハビリ設備が充実していることは【通ってみたくなるディサービス】の外せないポイントです。 (3)認知症の改善に大切な”お風呂”に力を入れている お風呂に力を入れているというのは、脱衣所や浴室のデザインや清潔感を考慮しているということです。 例えば家族の誘いで初めてディサービスを利用される方の中には、「他の人と入浴するなんて抵抗がある」と仰る方も多くいらっしゃいます。 けれどご家族の方の多くは、ディサービスでの入浴を希望されています。 利用者の方とご家族の方の希望にずれがあったとしても、見学の際に旅館の大浴場をイメージさせるような清潔感のある浴室であれば、「ここのお風呂なら入ってもいいな」と家族の悩みの解消をしてくれる手助けとなります。 その後実際に来られた際には、快く入浴してくださるケースがほとんどです。 また認知症を患う利用者の方は日によって「今日はお風呂に入りたくない」という気分になり、一生懸命お話してもなかなか難しい場合があります。 そういう時にも「お風呂に入りたい!」と思えるようなステキな内装であれば、利用者の方がポジティブな気持ちに切り替えてくださることもあります。 私たちも普段「面倒だな」なんて思っていた入浴が旅館やホテルの大浴場だとテンションが上がったりしますよね。 またお風呂は認知症の改善や予防にとても大切で、入浴で得られるリラックス効果に期待ができます。 さらに清潔・不潔の意識は認知症かどうかの判断材料にもなり、≪お風呂に何日も入らない≫や≪着替えに対して意欲がない≫というのは心配です。 認知症の改善という面でもご自宅での負担軽減という面でも、デイサービスでの入浴はご家族の方にとって気になるところです。 清潔感があり少し非日常を感じさせるようなお風呂であれば、通ってみたいと思う条件の一つになります。 (4)ディサービスでの昼食が充実している 厨房が併設されているディサービスであれば温かい料理がそのまま運ばれてきますので、出来立ての昼食を食べることができます。 施設によって昼食は差がある部分で、厨房が併設されていない場合はお弁当を外部から取り寄せることがほとんどです。 外部のお弁当は少し冷えている場合も多く、やはり出来立ての料理と比較すると物足りない気持ちになる方もいます。 さらに利用者の方が急に腹痛など体調を崩されたとしても、すぐにその状況にあった昼食に対応できることもメリットです。 利用者の方の中にはお独りで住んでいる方や、一緒にお住まいの方もご高齢で宅配弁当のサービスを利用している場合も少なくありません。 だからこそ、利用者の方の中には本当にデイサービスの食事を楽しみに来ておられる方が多くいらっしゃいます。 美味しいものを食べるというのは脳が刺激されて、認知症の改善にとっても重要なポイントの一つです。 他の利用者の方と楽しく食事を摂ることは認知症の改善や予防にとても大切なこと。 歳を重ねるにつれてアクティブに活動することがどうしても難しくなります。 ”食事”という楽しみを大切にしているディサービスはそれだけでも高い満足感を得ることができます。 (5)ディサービスの利用者の方を大切にしている 最後の5つめは当たり前ではありますが、最も重要なポイントになります。 飲食店でも差があるのと同じように、実は施設によっても差が出やすい部分です。 まずは接遇やマナーの点です。 今でこそ注意されることの増えてきた接遇ですが、敬語を使わずサービスを提供している施設もあります。 人生の先輩であり、お客様である利用者の方に対して敬意を払って接しているディサービスに通いたいものです。 またもう一点がご家族に対して些細な報告もしっかり行っているかどうかです。 ご家族の方が一緒に住んでいたとしても、日々の介護に一生懸命で見落としてしまう変化が必ずあります。 しかしお風呂介助を行う職員がしっかりと注目していることで、小さなひっかき傷や痣、湿疹などが見つかる可能性があります。 もちろんお風呂だけではなく、その日の利用者の方の状態は多くの職員が日ごろから意識して見ています。 職員にとってそれが見覚えのないものであれば、ご家族の方に報告することで必要であれば通院して治療をすることができます。 認知症の方はそれが以前からあった傷かどうか覚えておらず、ご家族の方も気づかない場合も多いので、こういった些細な報告は大切です。 信頼のできるディサービスであれば、利用者の方にとってもご家族の方にとっても、安心して通うことができます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 介護士の目線で通ってみたくなるディサービスをご紹介させていただきました。 ・入浴、昼食以外の時間にも認知症の改善を意識した時間づくりを行っており、利用者の方がなるべく手持ち無沙汰にならないよう意識している。 ・運動とリラックス、どちらの面でも対応できるリハビリ設備があったり、レクリエーションの時間を設けて他利用者の方とのコミュニケーションを大切にしている。 ・ただ入浴するためだけの施設ではなく、デザインや清潔感に手を抜かず、お風呂に入りたくなるような環境づくりをしている。 ・温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま提供が可能な厨房の併設しているディサービスだと食事も楽しめる。 ・接遇やマナーがきちんとしていることや、利用者の方の些細な変化に気づくことができていることで安心できる。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
デイサービスは介護保険で利用できる施設です。「通所介護」とも言われ、事業所に通ってサービスを受けることができます。ここでは、デイサービスはどのような人が利用できるのか、役割、サービス内容について解説します。 デイサービスとは デイサービスは、利用者が可能な限り自宅で自立した生活を送ることができるように、日常介護や機能訓練などを受けることができる日帰りのサービスです。 心身機能の維持や家族の介護負担の軽減としての側面もあります。 集団でサービス提供されるため、利用者同士の交流もあり、引きこもりや孤独感の解消にもつながります。 デイサービスはどのような人が利用できるのか? 介護保険の要支援・要介護認定を受けている人なら利用が可能です。 残念ながら65歳以上のお年寄りであっても「足や腰が弱ってきた」「話し相手が欲しい」だけでは、利用することができません。 デイサービスは介護保険サービスで言われる「通所介護」になります。 介護保険の要介護認定を受ける必要があります。 要介護認定は、居住している市町村の介護保険窓口で相談が可能です。 認定結果がわかるまでに数週間かかるため、介護保険を利用したい場合は、早めに相談することをお勧めします。 厚生労働省の「2019年介護サービス施設・事業所調査の概況」によると、デイサービスは全国に24,035事業所あると発表されています。 事業所によっては要支援の認定を受けた人を対象にしている介護予防事業のサービスを提供していないところがあります。 要支援の場合は、介護予防事業を行っているのか確認が必要です。 デイサービスは介護保険で利用できる施設です。 「通所介護」とも言われ、事業所に通ってサービスを受けることができます。 ここでは、デイサービスはどのような人が利用できるのか、役割、サービス内容について解説します。 デイサービスのサービス内容 デイサービスは、「送迎」「食事」「入浴」「機能訓練」「レクリエーション」が主なサービス内容になります。 ・送迎 自宅から事業所まで車での送迎があります。 利用される人によって歩行が難しく、車イスでの移動が必要な人、足があがらず、跨ぐことができない人などさまざまです。 送迎の車は、普通の自動車以外に車イスのまま乗ることができるリフト付車両を利用するなど、事業所によって利用に合わせた送迎を行っています。 ・食事 短時間利用のデイサービスでは提供されないことが多いですが、1日利用する場合、食事の提供があります。 食事を楽しみにしている人は多いです。 普通食以外に利用される人の飲み込みの状態に合わせて、刻み食やミキサー食の提供、介助が必要な方への食事介助など、個別対応が可能です。 ・入浴 利用される人の身体機能に合わせた入浴支援が行われています。 事業所によって浴槽はさまざまです。自宅のような個人浴槽のところ、大浴場、また座ったまま入れるような機械を利用した浴槽があるなど、事業所ごとの特徴があります。 入浴介助は自宅では困難な方も多いです。 浴槽の設備は、事業所を選ぶポイントになります。 どのような入浴方法があるのか設備を確認し、希望に沿った事業所を選ぶことが大切です。 ・機能訓練 機能訓練指導員により提供される生活の中での機能訓練です。 集団の体操に参加する、起居動作の練習など事業所によって取り組みは異なります。 利用される人にとって必要な生活リハビリを行い、機能維持や獲得を目指しています。 ・レクリエーション 個人や集団などいろいろな組み合わせで余暇活動として提供されています。 レクリエーションは、楽しみを通じて認知や身体機能の維持、他の人との関わりなどが目的です。 作品作り、カラオケ、風船バレーなど行われています。 また男性利用者が多い事業所では、マージャンやパチンコ、女性利用者が多い事業所ではメイク教室といったユニークな取り組みをしているところもあります。 デイサービスで働く職種 複数の職種が働き、デイサービスでの介護を支えています。 ・管理者 事業所を管理する者になります。 介護職員など他の職種と兼務することが可能です。 事業所全体の運営を担っています。 ・生活相談員 生活相談員は事業所の最初の窓口となり、サービス内容の説明や手続き、契約などを行います。 利用される人や家族の相談に対応する、介護支援専門員との連絡調整などが主な役割です。 ・介護職員 利用される人の入浴、排せつ、食事など日常介助が主な仕事内容になります。 日常の介護以外に、レクリエーションの企画、機能訓練の補助、送迎業務なども行っています。 ・看護職員 利用される人の健康管理を行っています。 事業所の規模によっても異なりますが、基本は1人以上の配置があります。 日々は介護職員と一緒に日常介助を行う他、健康管理や内服管理以外に、医療処置や健康相談なども行っています。 事業所によって異なりますが、介護職員と同様に、送迎業務に入ることもあります。 ・機能訓練指導員 機能訓練指導員は、誰でもできるわけではなく、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師など資格が必要になります。 リハビリ計画書の作成、実施、リハビリに関する指導や自宅環境の相談、助言なども行っています。 デイサービスの役割 デイサービスで求められる役割は以下のことがあげられます。 ・入浴、排泄、食事など日常生活における介助 日常介護の提供です。 介護の状態によって自分の身のまわりことに介護が必要な人が大勢います。 要支援・要介護認定を受けている人は大なり小なり介助が必要です。 特に入浴は自宅で大変な介助となっています。 歩行が難しい人の場合、自宅の浴槽につかることは容易ではありません。 デイサービスでは、事業所によって専用の車イスや浴槽などがあり、安心して入浴することが可能です。 その人にとって必要な日常介助の提供をしています。 ・生活の中での機能訓練 利用される人の身体状況や精神状況によって内容は異なりますが、自立を支援するための生活機能訓練が行われています。 機能訓練の計画に沿って、体操や個別の歩行練習、器具を利用した体力づくりなど提供されています。 ・社会参加 利用される人の中には自分では外出できない人も多いです。 デイサービスに参加することで自宅にこもりきりにならずに過ごすことができます。 またデイサービス内でレクリエーションなどを通じて他者と関わりを持つことが可能です。 デイサービスを利用は社会参加のきっかけになります。 ・介護者の介護負担軽減 利用者がデイサービスを利用することによって介護をしている家族が休息を取ることができます。 毎日の介護は家族であっても負担が大きい仕事です。 介護者も自由な時間を持つことで、心身ともにリフレッシュできます。 また自宅では負担の大きい入浴などの支援が受けられ、負担軽減につながります。 デイサービスとデイケアの違い [caption id="attachment_2017" align="alignnone" width="512"] Asian caregiver and a senior woman at the room[/caption] 介護保険では、デイサービスは「通所介護」、デイケアは「通所リハビリテーション」と言われています。 デイサービスの目的は、「利用される人が自宅で自立した生活が送れるように支援」です。 一方、デイケアの目的は、「身体機能の回復や維持、機能の向上、認知機能の改善」です。 そのため、デイサービスは介護を主にサービスを提供しているのに対して、デイケアは、リハビリテーションを主にサービス提供を行っています。 デイサービスでは機能訓練指導員としているのに対して、デイケアではリハビリ専門職の配置が必須となっています。 最近では、機能訓練のニーズが高まり、デイサービスもリハビリに特化したものが増えてきました。 しかし、医療職員の配置はデイケアのほうが多いです。 利用するにあたって何がやりたいか、ご家族の希望などに沿ってデイサービス、デイケアを選ぶ必要があります。 まとめ ・デイサービスは介護保険で利用できる通いの施設である・利用するにあたっては介護保険の要支援、要介護認定を受ける必要がある・デイサービスでは日常介護を受けることができる・自分に合った機能訓練を行うことが可能である・デイサービスへ通うことによって社会参加に繋がる・介護者の介護負担の軽減も担っている・デイサービス利用にあたってメリットとデメリットがある・デイサービスの役割や特徴を知り、利用するのがおすすめ 最後までお読みいただきありがとうございます。
デイサービスには、一日のスケジュールの中にレクリエーションが組み込まれています。 レクリエーションは、ご利用者様の楽しみの一つでもあります。 また、身体機能の維持向上や認知症予防、QOL(生活の質)の向上、ストレス発散や精神安定など、さまざま効果が期待されるものです。今回はデイサービスでよく実施されるレクリエーションを紹介いたします。 デイサービスでのレクリエーション準備 まずは挨拶をしましょう。 声を出すことで意欲向上を測れ、やる気アップにつながります。そしてその日に行うレクリエーションの説明をしましょう。 内容によって、参加するかしないかを決められる方もいらっしゃいます。 急にレクリエーションを始めてしまうと、けがや事故につながりかねません。 ゆっくりと深呼吸をして、準備体操をしましょう。 また、朝のバイタルが安定しない方など、健康状態も把握しておきましょう。 デイサービスでのレクリエーション掴み! レクリエーションでいまいち盛り上がらなかったり、途中で席をたたれたりされることのないよう『心をつかむ』事ができると、ご利用者様もスタッフも楽しくレクリエーションに入ることができます。 笑いを取りに行く!という強者スタッフさんもいらっしゃいますが、写真を見ていただいたり(最近いった場所や、赤ちゃんや子供の写真季節の風景やおいしそうな食べ物等)すると場が和み緊張感が解けリラックス出来た状態でレクリエーションに入ることができるのでおすすめです。 アイスブレイクともいいます。 楽しい雰囲気作りも心がけましょう。 デイサービスでの定番レクリエーション7選 ここではデーサービスで良く行われるレクリエーションを7選ご紹介します。 ①お手玉入れ 中心に置いた箱の周りを円で囲むようにみんなで座り、制限時間内に多く入ったチームの勝ちです。運動会の玉入れと同じ要領です。 ②歌 歌詞カードをあらかじめ作成して高齢者に人気の歌をながしてみんなで歌います。 カラオケとは違い、一人で歌うのは苦手な方や、歌うより聞きたい方、意思疎通の測れない方でも参加できます。 ③カラオケ デイサービスにマイクは結構な確率であると思います。 テレビにつないで出来るので準備もさほどいりません。 ④風船バレー 椅子に座っていても出来る高さにネットをかけ、チーム対抗で戦います。 チーム戦にすることでやる気が出ます。 ネットがない場合は床に線があるだけでもいいです。 ⑤紐通しリレー やわらかい紐に飾りつけしたトイレットペーパーの芯を用意し、対面でチームが向かい合って横に並び、横一列に長い一本の紐を伸ばします。 先頭の人がトイレットペーパーの芯をいれ、隣の人に渡します。 先に最後の人までトイレットペーパーの芯を通して運べたチームの勝ちです。 対面に相手チームの進行状況が見えるため、とても白熱した戦いになります。 ⑥棒体操 棒の代わりにタオルでもかまいません。 スタッフの体操を見ながら真似して背中や方、普段使わない筋肉も伸ばしていきましょう。 ⑦リズム体操 音楽に合わせてリズミカルに体操をします。 デイサービスによっては曲を決めてオリジナルの体操を行っているところもあります。 オリジナルの振り付けをスタッフやご利用者様で考えながら作るのも楽しみの一つになりそうです。 デイサービスでの道具を使わないレクリエーション ほんの数分の空き時間でも、レクリエーションはできます。 集団のみではなく個人で出来る楽しいレクリエーションも沢山あります。 ①パタカラ体操 『パタカラ』をつかって発声練習をします。 食事前に行うと唾液分泌を良くし、飲み込む力の弱い高齢者の誤嚥を防ぐ効果もあります。 また、発声の練習にもなります。 ②ハンドマッサージ 手にはたくさんのツボがあります。ツボを刺激することで 感覚を養ったり、リラックス効果などを得られスタッフとのコミュニケーションにもなったり、ゆっくり話す機会を作ることもでき、ご利用者様に安心感を持っていただけます。 普段聞けない話が聞けたりするので、スタッフとの信頼関係も築く事ができます。 ③なぞなぞ 考えることで、認知症予防にもつながります。 解けた時の達成感はやる気にもなることでしょう。 ④チーム対抗ジェスチャーゲーム お題を先頭のご利用者様に伝え最後のご利用者様までジェスチャーのみで伝えていき、最後にお互いで答え合わせをします。 間にスタッフも入ることで更に盛り上がります。 一人一人伝えていくので、肩をたたかれるまでは各自後ろを向いて待ちます。 座って出来るレクリエーション 利用者の方には椅子から立ちああることが難しい方も多くいらっしゃいます。 そのため、椅子に座ったままできるレクリエーションも用意しておくようにしましょう。 ①体操 高齢者向けの体操は基本的にゆっくりなので足踏みなども座ったまま行える体操がよいでしょう。 ラジオ体操座ったまま行うことが可能ですし、インターネットで調べれば座ったままできる体操を数多く見つけることができます。 ②ボウリング 椅子に座ったままボールを転がします。 対応戦にすると盛り上がるかもしれません。 ③折り紙 出来たら作品として飾ることも出来ます。 ピョンピョン跳ねるカエルを折って誰が一番遠くに跳ねるか競うことも面白いのではないでしょうか。 ④じゃんけん大会 スタッフが前にたち、全員でじゃんけんをします。 勝った人だけ残りまたじゃんけんを繰り返して最後まで勝ち残った人が優勝です。 ⑤おはじき ご利用者様が懐かしがられますし、認知症療法にもなります。 その他にも昔懐かしい遊びをとりいれてみるのもよいでしょう。 ⑥トランプ スタッフも入って、ババ抜きや七並べを楽しみます。 新しくわかりやすいトランプゲームを教えてあげるのもよいでしょう。 ⑦塗り絵 季節の塗り絵をし、完成品は飾ったり持って帰ってご家族様に見せると喜ばれます。 また、作品として展示するのもご利用者様のやる気につながります。 ホワイトボードでレクリエーション 頭を使って脳トレをしよう!ホワイトボードを使って、計算式を書いて答えてもらいます。 難しい漢字を書いて答えてもらうことも脳の活性化になります。 魚の漢字や、花の漢字は頭を使って想像力も必要とするのでお勧めです。 (例・紫陽花→アジサイ。 海月→クラゲ。 海驢→あしか など また、47都道府県を出し合ったりするのも人気です。 レクリエーションのメリット デイサービスでレクリエーションをすることには数々のメリットがあります。 ▶脳が活性化され、認知症予防にも 考えたり、笑ったり、体を動かしたり、懐かしんだりとレクリエーションを行うことで認知症予防につながります。 特に回想法といって、昔を懐かしむ事で脳内の記憶を呼び覚まし認知症予防や進行防止につながるとされています。 積極的に参加しましょう。 ▶身体機能(ADI)の向上。維持。 高齢者の方は、何もしないと身体機能が著しく低下し、寝たきりや歩行困難等生活に支障をきたす場合も少なくありません。 レクリエーションに関わらずどんなこともご自分でしていただく事が大切です。 レクリエーションを通して筋肉や脳に刺激を送り、体を動かすことを積極的に行うことで、身体機能の維持・向上を測りご利用者様の生活を守ることにもつながります。 ▶生活の質(QOI)が高くなる レクリエーションを通して、『楽しみ』や『喜び』を引き出すことで笑顔になり、人間らしく生きる幸せを感じられることにより、生活の質(QOL)を向上させます。 人はこのような事を感じなくなると、生活の質が落ち、何事にも喜べなくなり、うつ病などの精神疾患や、認知症を引き起こす原因にもなりかねません。 生き生きと生きること。笑顔になることを引き出せるようなレクリエーションを心がけましょう。 ▶コミュニケーションの場となり、精神面での安定をはかれる 人と話したり、笑ったり、理解してもらったり、達成感を味わったりすることで社会とのつながりを持て、孤独感が軽減し、ストレスの発散にもなり精神の安定にもつながります。 ご近所さんとの付き合いも年々減ってしまっているので、デイサービスに来る時しか人と話さないご利用者様も増えてきています。 また核家族が主流となり、独居生活の方も多くいらっしゃいます。 話すだけでなく手を握ったり、目をしっかり見つめたり一歩踏み込んだコミュニケーションも大切になります。 レクリエーションを行う際の注意点 ご利用者様一人一人の性格や身体機能、認知症や麻痺の有無等はあらかじめ把握しておきましょう。 自尊心を傷つけたり、不快にさせることのないように配慮しましょう。 大きな声ではきはきとしゃべりましょう。 車いす上でレクリエーションに参加する場合は、必ずフットレストを下げ両方の足の裏が床につけ、ブレーキがかかっているのを確認しましょう。 周囲の人に手などが当たらないか確認しましょう。 転倒や転落等、くれぐれも事故のないように注意しましょう。 スタッフも楽しみましょう。ご利用者様もスタッフと一緒に楽しめるほうが喜ばれます。 デイサービスでのレクリエーションはご利用者様の楽しみの一つ。 デイサービスは、毎日通っている方から週に一日だけのかたもいらっしゃいます。 スタッフやご利用者様とお話するのも楽しみにしていらっしゃる方も多いです。 少しでも多くの笑顔と喜びを引き出し、満足していただけるようにレクリエーションを工夫しましょう。 デイサービスでのレクリエーションまとめ 様々なメリットが得られるレクリエーションを紹介しました。 デイサービスには、さまざまな疾患や病気、身体機能の差があり、平等に全ての人が同じ満足感を得ることは難しいのも事実です。 そんな時は二つのレクリエーションを行うことも対策の一つです。 体を動かすチームと塗り絵など作業を行うチームと別れて行ったり、午前と午後で内容を変えてみるのも方法の一つです。 中には個人で静かに絵を描きたいという方もいらっしゃいます。 無理強いはせず、それぞれのご利用者様のニーズにあった、臨機応変な対応をすることも大事です。 介護現場は人手不足で大変なお仕事だとは思いますが、いくつになっても人間が人間らしく生きるために、楽しみや喜びの多いレクリエーションを行うことは重要です。 スタッフも一社に楽しめるレクリエーションを提供できるように心がけましょう。
街中でデイサービスの送迎車を見かけることはありませんか? デイサービスの送迎の仕事はどんな仕事なのか、と、気になっている方もいるのではないでしょうか?今回はデイサービスの送迎についてお伝えします。 デイサービスとは? デイサービスとは日帰りの介護保険サービスです。 朝、送迎車がお迎えに来て施設で1日過ごし、夕方には送迎車でお家に帰ってきます。 デイサービスの目的は主に食事、入浴、運動です。 デイサービスはご利用される高齢者の方の心身機能を保持または向上することと、ご家族の方の介護負担を軽減することが目的とされています。 ご利用者様が安心してデイサービスに来ていただくためにも、送迎業務は大切な役割になります。 またご利用者様を送迎するだけではなく、ご利用者様やご家族様とコミュニケーションを取ることができる大切な時間です。ご利用者様の近況やご家族様の悩みなどの情報収集もサービスを向上するためには必要になります。 ご利用者様やご家族様と信頼関係を築くことによって、良いサービスを築くことができます。 デイサービスの送迎業務とは? では、デイサービスの送迎の仕事とはどのようなものなのか、詳しくご紹介していきます。 ①デイサービスの送迎業務の仕事 ・朝はご利用者様のご自宅へお迎え、夕方にご利用者様をご自宅へお送りする。・乗車時のご利用者様の介助。・ご自宅へ行った際、ご家族様やご利用者様とのコミュニケーション。・ご利用者様が乗車中、ご利用者様とのコミュニケーション。・送迎車両の車両点検や管理、清掃。・送迎車両の給油。 上記以外にも送迎ルートの作成や送迎車や施設内の清掃をお願いする施設もあります。 業務内容については施設によって異なりますので、具体的にどのような業務内容か事前に確認することが必要です。 ②送迎ドライバーの必要な資格について デイサービスの送迎ドライバーは、普通自動車第一種運転免許が必要となります。 バスなどで送迎を行うデイサービスは、中型や大型自動車免許が必要です。 しかし、デイサービスはバスで送迎することは稀であり、普通自動車第一種運転免許があれば業務を行うことができます。また、デイサービスでの送迎業務は車で送迎するだけではなく、ご利用者様の介護も必要となる場合もあります。 送迎業務は介護の資格がなくても働くことはできますが、ご利用者様が安心してご利用していただくためにもヘルパー2級などの資格を取得することも大切です。 ③送迎業務で介護を行うことがあるのか? デイサービスをご利用されるご利用者様は、ご自身で歩かれる方など自立させている方だけではありません。 お身体の状態によって、歩行時に手引きで介助をすることや車椅子を操作する介助も求められることもあります。 また、ご自宅内でベッドまでの移乗介護を求められるケースもあります。 手引き介助の方法や車椅子の操作を知ることも大切です。 知らない状態で対応すると事故を起こす危険があります。 何も知らされない状態で送迎をお願いすることはありませんが、介助方法について事前に把握をすることは必要です。 ④送迎車はどのような車を運転するのか? デイサービスの送迎車は主に、軽自動車、ワンボックスカー、ハイエースクラスです。 車椅子が乗車できるよう福祉車両になっているため、操作方法を把握することが必要です。 各車両や車種によって取り扱いの方法は違います。 取り扱いを間違えると、ご利用者様が乗り降りする際に、事故の危険もあります。 そのため、正しい使用方法を覚えることは大切です。 ⑤送迎ドライバーの勤務時間について 送迎ドライバーの勤務時間については施設運営時間によって異なりますが、大まかに2種類です。1日勤務の日勤業務とスポット勤務として午前中2時間程度、午後2時間程度の送迎時間の業務があります。 例)1)8時30分〜17時30分の日勤業務。2)8時〜10時、16時〜18時の4時間勤務。 勤務時間が日勤業務として募集しているデイサービスは、送迎業務の他にも業務を求められていますので、事前に業務内容を確認することがおすすめです。 施設によっては午前中のみや午後のみの送迎を募集していることもあります。 募集している勤務の時間帯によっては、本業の空き時間として働くこともできます。 ⑥送迎範囲、どのようなルートで送迎するのか? 送迎範囲は施設によって送迎範囲が異なりますが、主に片道10km圏内(30分以内)の範囲で送迎をします。 原則としてはご自宅と施設間の送迎になります。 送迎につきましては、デイサービスでは1人ずつ送迎する訳ではありません。 車種によりますが、軽自動車では1〜3名のご利用者様の送迎を行います。 またハイエースなどの車両だと、3〜7名のご利用者様の送迎になることも多いです。 デイサービスにお越しになる1日のご利用者様の人数にもよりますが、1日の定員が50名以上のデイサービスだと2便制で送迎をするケースもあります。 送迎ルートは基本的には同じ町内などご利用者様同士のご自宅が近い方を中心に送迎ルートを組みます。デイサービスは毎日見えるご利用者様が固定されているため、送迎ルートも固定されてきます。ただ、新規でご利用者様が増えた際やお休みになった際などで送迎ルートが変更になる時もあります。 事前に余裕を持って送迎ルートを把握することが大切です。 デイサービスの送迎業務の注意点は? [caption id="attachment_891" align="alignnone" width="512"] Check list and marker[/caption] デイサービスの送迎業務として注意する点は下記になります。 1)安全運転で安全安心の送迎をする。 事故を起こさないよう、安全運転することは当たり前です。 しかし送り迎えする際、ご利用者様の自宅に伺う時間帯はスケジュールが決まっています。交通状況やお迎えに行ったご利用者様が準備できていない場合、時間が掛かったなどのトラブルによってスケジュールが乱れてしまうことがあります。 すると、次のご利用者様の自宅に伺うのに間に合わなくなってしまい。焦ってしまうことがあるかもしれません。 特にヘルパーさんのお迎え送り出しでの配置やご家族様が仕事に出かける為、送迎時間を指定されるケースもあります。 ギリギリの時間に出発するのではなく、時間に余裕を持つことが大切です。 また、運転時は急発進や急ブレーキをしないよう安全に運転することも心がけるようにしましょう。特に車椅子で乗車されているご利用者様は、後部座席で乗車している以上に車の揺れや動きを敏感に感じます。 ちょっとした車の揺れでも怖い思いをすることも多いです。 ただ体感しないと恐怖感はわからないこともありますので、実際にご自身で車椅子に乗って車に乗車してみるのもよいでしょう。 送迎車は施設名が入っていることがあり、施設の看板として地域の方にみられています。 法定速度や車線変更、黄色信号での停車など安全に配慮した運転が必要です。 危険な運転をすることによって、施設に対する印象が悪くなります。 もちろん乗車しているご利用者様にも怖い思いをしてしまいます。 運転状況によっては、直接施設へクレームの電話をいただくこともあるので、より慎重な運転を心掛けることが必要です。 2)ご自宅、デイサービスから送迎車までの乗降車時、ご利用者様の転倒に注意する。 ご自身で歩けるご利用者様だからといって、距離感を空けて誘導すると目を離したタイミングで転んでしまう危険があります。ご自宅から送迎車から施設への移動する間は、必ずご利用者様の近くで見守りながら誘導することが大事です。近くで見守りすることによって、ふらついたり転びそうになった時にフォローできる距離感がポイントです。 どんなに自立していてもどこで転ぶのかというリスクはいつもあります。 ご利用者様が安全にデイサービスをご利用していただくためには、転倒に注意することが大切です。 3)福祉車両の使い方を覚える。 福祉車両は、車椅子も乗車できます。 軽自動車なら車椅子1台分、ハイエースなら2台の車椅子が乗車可能です。 安全に車椅子で乗車していただくためにも、使い方を覚えることは必要です。 4)挨拶と身だしなみを忘れずに ご利用者様のご自宅へ送迎する際、ご利用者様やご家族様への挨拶ははっきり元気良く対応することが大切です。 また服装などの身だしなみも清潔感がある姿も大切です。 送迎ドライバーは施設の顔でもあります。 挨拶ができない、暗い表情で対応する、服装が乱れているなどがあると、ご利用者様やご家族様から良くない印象を受けます。 送迎ドライバーの印象が良くないと、施設への印象も悪くなります。 施設の顔として元気良く清潔感ある姿が大切です。 5)送迎時は、運転免許証と携帯電話の所持をする。 当たり前ではありますが、道路交通法では運転時は運転免許証を持っていることが義務付けられています。 また送迎中、ご利用者様の自宅に時間通りに間に合わないことなどトラブルが発生した際に携帯電話を使用することがあります。 送迎に出る前に、運転免許証と携帯電話を所持しているか確認が必要です。 6)前日のアルコールが残っていないか気をつける。 送迎業務をすることによって、前日のアルコールが残っていないか気をつけることが必要です。 ドライバーとして最低限のルールです。 アルコールの分解は体質などから個人差がありますが、一般的に体重60kgの人がビール500mlを飲酒した際、アルコールを分解するには3〜4時間が必要だと言われています。 勤務前日のアルコールの取り方も気をつけないといけませんが、睡眠時間もしっかりとることが大切です。 まとめ いかがでしたでしょうか、デイサービスの送迎業務についてお伝えしました。 ・デイサービスの送迎業務は、ご利用者様の自宅の送り迎えをする仕事である。・普通自動車第一種運転免許が必要である。・福祉車両の使い方を覚える必要がある。・勤務時間は1日勤務やお迎えの朝とお送りの夕の2部制と施設によって異なる。・送迎だけではなく、ご利用者様の介護することも必要である。・送迎車は施設の看板として地域の方にみられているので、いつも以上に安全運転が必要である。・送迎ドライバーは施設の顔でもあるので、挨拶は元気良く、身だしなみは清潔感ある姿が大切である。 最後まで読んでいただきありがとうございます。
道を歩いていると、デイサービスの名前がプリントされている車を見ることはありませんか? 自分の親が介護保険サービスを使うことになった時、「デイサービス」を検討することが多いです。 では、デイサービスとはどのような施設なのでしょうか?今回はデイサービスの利用条件やサービス内容、料金についてお伝えします。 デイサービスとは? デイサービスとは日帰りの介護保険サービスです。 朝、送迎車がお迎えに来て施設で過ごし、帰りは送迎車で送ってもらえます。 デイサービスには1日過ごすものと半日過ごすものがあり、1日型は5時間~9時間、半日型は3時間~5時間が一般的です。 デイサービスを利用することで、利用者の方の健康を保つことや、日常の介護をするご家族の身体的、精神的な負担を軽減させることができます。 デイサービスにはリハビリ特化型、認知症対応型、趣味特化型などさまざまな種類があるので、利用者の希望にあったところを選ぶようにしましょう。 デイサービスの利用条件 利用条件は要介護1〜5までの方が利用できるため、事前に介護認定が必要になります。 また、デイサービスは医療行為が原則的に行えないため、医療行為の必要がない人しかりようができません。 また、送迎バスの利用があるため、施設の送迎範囲内に自宅があることが必要です。 介護保険サービスを利用するには 介護保険サービスを利用するには、まず介護認定を受けることが必要です。 介護認定を受けるためには、市区町村役場へ行き介護保険の申請をします。 介護認定は、介護サービスを行う必要はあるのか?1次判定と2次判定の2段階にて判断をします。 1次判定は、職員が自宅を訪問して高齢者の方と家族との聞き取り調査を行います。 主治医の意見書がありましたら一緒に提出します。 後日客観的かつ公平な判定を行うため、コンピューターにて判定を行います。 2次判定は、保健医療福祉の学識経験者5名ほどで判定を行います。 申請してから1ヶ月ほどで認定結果がでます。介護認定された際は、介護保険証が届きます。 ケアマネージャーの決定 デイサービスを利用するためには、ケアマネジャーが専属の担当になってもらうことがおすすめです。 ケアマネジャーを探すには市町村の介護保険課、地域包括支援センターにて相談すると居宅介護支援事業所の紹介をしてくれます。 ケアマネジャーが決まりましたら、ケアマネジャーの紹介を基にデイサービスを決めていきます。 他者との交流を目的にするのか、リハビリを重視するのか、また必要時に夜間帯もお願いできる事業所にするのか、目的に合わせてデイサービスを検討します。 デイサービスのサービス内容 デイサービスのサービス内容は主に、食事、入浴、リハビリが中心となります。 サービス内容はどのような目的があるのかご紹介します。 食事 栄養バランスのある食事を摂ることによって、健康を保持します。 特に独居生活の高齢者の方にとっては在宅ではバランスのある食事を摂れていないことや、食欲不振で栄養がしっかり摂れていないこともあります。 また食事を食べている様子を看護職員や介護職員が観察することによって、嚥下機能の状態を把握することができます。 嚥下機能が低下すると、むせ込みやすくなります。 食物が喉をうまく通らないことで 窒息や誤嚥性肺炎を起こす危険があるので注意が必要です。 食事を摂って栄養バランスを維持するだけではなく、嚥下機能の状態も観察します。 入浴 入浴することによって、清潔を保持し皮膚疾患や感染症を防ぐことができます。 また 自宅で入浴することができない方でも、デイサービスでは介護職員が介助を行いますので、安心して入浴することができます。 また入浴することによって皮膚状態を観察することができるため、皮膚疾患の早期発見にも繋がります。 リハビリ 身体を動かすことにより、運動機能の低下を防ぐことができます。 高齢者は下肢筋力が低下し転倒するケースが増えるものです。 転倒し大腿骨を骨折することにより、歩行ができなくなり車椅子生活となってしまいます。 寝たきり状態になると介護の負担が増してしまうので、リハビリで運動することは自立生活を継続するためにも必要です。 デイサービスの1日の流れ デイサービスの1日の流れは、施設によって異なりますが大まかな流れについてお伝えします。 09:00 ご自宅にお迎え。09:30 施設に到着→手洗いうがい→バイタル測定、朝の会。10:00 入浴やリハビリ、脳トレやプリントで午前の活動。食事前の口腔体操。12:00 昼食。13:00 口腔ケア。14:00 レクリエーション。15:00 おやつの時間。16:30 送迎車に乗り、ご自宅へ。 デイサービスの利用料金 まずは介護保険の負担金額についてご説明します。 介護保険サービスは、介護度によって地域によって介護保険の負担金額が異なります。 また所得によっても介護保険の負担割合が1〜3割と割合が違います。 デイサービスは事業所によって提供時間が異なることから、提供時間と介護度によって下記の表になります。 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 3〜4時間未満 368 421 477 530 585 4〜5時間未満 386 442 500 557 614 5〜6時間未満 567 670 773 876 979 6〜7時間未満 581 686 792 897 1,003 7〜8時間未満 655 773 896 1,018 1,142 8〜9時間未満 666 787 911 1,036 1,162 ※1単位10円として、介護保険の負担割合1割負担での金額。2021年4月時点での情報です。 例)デイサービスでの介護保険負担割合の金額 要介護1 1割負担 7〜8時間未満 1日の介護保険の負担金額は、655円 要介護1 2割負担 7〜8時間未満 1日の介護保険の負担金額は、1,310円 デイサービスでは、運動やお風呂に入ることによって1回あたり追加の金額が加算されます。下記の表は主な加算です。他にも加算はありますが施設によって、掛かる加算は異なります。 個別機能訓練加算Ⅰイ 56円/回 個別機能訓練加算Ⅰロ 85円/回 入浴介助加算Ⅰ 40円/回 上記の介護保険の負担割合とは、別途で食事代(実費)が発生します。 施設によりますが、食事代は昼食代または昼食代+おやつ代として発生します。 介護保険の負担割合と食事代で、デイサービスが1日どのくらいの金額が発生するかご説明します。 例)要介護1 1割負担の方 7〜8時間未満のデイサービスをご利用。個別機能訓練加算Ⅰイと入浴加算を利用した際の金額。 655円(介護保険の負担金額)+96円(個別機能訓練加算Ⅰイと入浴加算を利用)+850円(昼食700円+おやつ150円)=1,601円/1日となります。 介護度や提供時間、加算、食事代と施設によって違うため、詳しい料金につきましては施設に確認することがおすすめです。 デイサービスのメリット、デメリット デイサービスにはメリットだけでなくデメリットも存在します。 その両方をよく考えたうえで利用するかどうかの検討をするようにしましょう。 デイサービスのメリット ・他者との交流によって認知症予防に繋がります。 ・リハビリやレクリエーションを行うことにより、身体機能の維持や向上に繋がります。 ・バランスの良い食事を摂ることができます。食べることが楽しみになります。 ・入浴することによって、清潔を保持することができます。 ・デイサービスでバイタル測定など、健康管理をすることにより健康状態を把握することができます。 デイサービスのデメリット ・他者と交流することに対して、ストレスを感じることがあります。 ・費用面で負担を感じることがあります。 デイケアとの違い デイサービスと似たようなサービスにデイケアがあります。 デイケアは医師の指示のもとでリハビリがおこなわれる施設です。 師が常駐しており、医療ケアや専門的なリハビリが行われます。 費用はデイケアのほうが高額になる傾向が高いです。 まとめ いかがでしたでしょうか。 デイサービスの利用条件とサービス内容についてお伝えしました。 ・デイサービスを利用するには、まず介護保険の申請が必要である。 ・デイサービスの利用条件は、要介護1〜5までの方である。 ・デイサービスの利用は、高齢者の方の健康を保持または向上させ、自立した生活を継続するためである。 ・デイサービスの利用は、家族の負担が軽減し在宅での介護を継続できるためである。 ・時間帯や利用料金は、施設によって異なるものである。 ・高齢になっても健康的に自立した生活を送るためには、デイサービスが必要である。 最後まで読んでいただきありがとうございます
介護施設では必ずと言っていいほど一日のスケジュールの中に「レクリエーション」の時間が組み込まれています。 介護にとって身近なレクリエーションですが、楽しめるということは勿論、得られる効果は様々です。 今回はレクリエーションの目的と、効果的に行うための注意点についてご紹介します。 レクリエーションの目的って? レクレーションには3つの目的があると言われています。 ただ参加するのではなく、得られる効果や目的を意識して行いましょう。 ①身体機能の維持や向上が期待できる 介護施設を利用する方のみならず、どんな方でも少なからず年をとるにつれて身体機能は低下していきます。 例えば転びやすくなったり、着脱や入浴など生活の動作が難しくなったりしていくのです。 介護施設で働いていると、転倒やケガを恐れて今まで気軽に外出していた方の行動範囲が狭くなってしまうという話はよく耳にします。 そういった方の運動の機会は日常生活の動作のみとなりますが、その運動量だけでは十分とは言えません。 さらに身体への影響だけではなく、運動量の低下で精神的なストレスとなる可能性も考えられます。 また今は日常生活に支障なく過ごせている方でも今後は分かりません。 そこで必要となるのが介護施設で行う運動や体操です。 身体を動かすレクリエーションの主な目的は、日常生活のサポートや運動機能低下の予防となります。 低下してきている身体機能を今以上に落ちないようにしたり、より向上したりする効果が期待できます。 ②脳の活性化につながる 運動することで身体だけでなく脳の活性化にもつながります。 身体を動かすと「筋肉を動かす」という命令が脳から神経を通って筋肉へ、さらに筋肉から脳へ信号が発信されます。 つまり筋肉と脳は密接な関係にあり、「運動する」ということは認知症の予防や改善に効果があるということです。 また運動のレクリエーションだけではなく、オセロや麻雀、塗り絵やクイズなどそういった活動も脳の活性化につながります。 笑ったり、大きな声を出したりすると認知症の予防にも効果的です。 ③コミュニケーションの場となる 個人で行うものもあれば、皆で一緒に参加できるものも多いレクリエーションもあります。 チーム戦で勝利するために協力したり、話をしながら一緒に間違い探しをしたりなどコミュニケーションをとる機会が多々取り入れることが可能です。 普段はあまり会話をされなくても、レクリエーションでゲームをする時だけは明るく笑顔を見せてくださる方もいらっしゃいます。 1人暮らしをしている方はどうしても他の人と話したり笑ったりする機会は少ないですよね。 また家族と暮らしている方でも家族だけとコミュニケーションをとるのではなく、いつもと違った人と会話をすることも大切です。 交流の場があることで前向きでポジティブになれることがレクリエーションの魅力です。 レクリエーションの内容は? レクリエーションを行うときには、目的に合わせて決めることも大切です。 ①個人のレクリエーション 塗り絵や間違い探しなど1人でも楽しめるレクリエーションのことです。 話すことが苦手だったり、できなかったりする方でも行えるのが利点です。 利用者の方の中に本当に上手に絵を描かれる方がいらっしゃって、聞くと昔は絵を描くことを趣味としていたようです。 そのうち趣味を再開して自宅で描いた絵を持ってきてくださるようになりました。 ただ楽しむだけでなく、過去のことを思い出しながら行うことでより脳の活性化につながります。 ②集団のレクリエーション スプーンリレーや棒サッカーなど皆で協力して行うレクリエーションです。 個人戦も良いですがチーム戦にすることで非常に盛り上がり、得られる効果も大きくなります。 もし参加することが難しくても、観戦で応援して一緒に盛り上がれることができるので一丸となって楽しめます。 どうやったら勝てるのか頭や身体を使ったり、応援のため大きな声を出したりするので心身ともに効果があります。 ③運動のレクリエーション デイサービスなどでよく目にする運動マシンをつかった活動です。 理学療法士や機能訓練指導員の元、適切に身体を使って運動機能の維持や向上を目指します。 日常生活の動作とは全く違う動きができるので、運動不足を感じている方もここで補えます。 ④外出のレクリエーション 付近の公園で季節の花を見たり、普段行かない場所に買い物に行ったりするレクリエーションです。 いつも屋内で過ごすのではなく屋外に出ることでリフレッシュできるため楽しみにする方も多くいます。 また自身の足では外出が難しい方にとっては介護スタッフが一緒なので安心して参加できます。 以前外出レクリエーションで紫陽花を見に行ったことで、外に出ることに対して前向きになった利用者の方がいらっしゃいました。 その後その方は最寄りのコンサートを見に行かれて、会場で友人をつくったという話を聞かせてくださいました。 レクリエーションの結果、運動や脳の活性化だけでなく、外出できるきっかけになることもあります。 こんなレクリエーションを行うデイサービスも!? スリーA「予防ディサービス 折り梅」 「スリーA」とは「あかるく、あたまをつかって、あきらめない」の頭文字から来ている言葉です。 「予防ディサービス 折り梅」では、そんなスリーAを意識したサービスを展開されています。 こちらは静岡県内の病院で看護師長として勤務されていた増田未知子氏が立ち上げた施設です。 認知症の進行を食い止めることだけでなく、今よりさらに良い状態になれることを目指しており、楽しく認知症予防に取り組めるようになっています。 さらには毎月第二水曜日に介護保険の有無にかかわらず、付近に住む方たちが気軽に参加できる「さわやか教室」を開催し、スリーA方式のリハビリで認知症予防を行っています。 カジノ型デイサービス「ラスベガス」 東京を中心に全国に展開している「ラスベガス」というデイサービスがあります。 介護施設らしくない黒のミニバンで送迎し、施設内では機能訓練や食事だけでなく、麻雀やパチンコも楽しめます。 運動したりゲームに勝ったりすると「ベガス」と呼ばれる仮想通貨が得られ、まるで本当のラスベガスで遊んでいるようなデイサービスです。 しかし機能訓練の時間もしっかりと設けられていて、デイサービスとしての機能も十分発揮しています。 このような施設はここだけでなく全国で増加しており、楽しんで通うことでより効果を得られます。 レクリエーションの注意点は? ①無理に参加させない 麻痺などで参加が難しい方は勿論ですが、精神的に参加したくない方もいます。 ご家族からなるべく参加するようお願いされている場合を除き、無理矢理に参加させるのは逆効果です。 それにより怒ってしまったり、デイサービスの場合利用中止になってしまう可能性もゼロではありません。 その方の表情を見て参加をお願いしましょう。 ②トラブルが起きないように注意する 「ズルをした」「負けて悔しい」などがきっかけでトラブルに繋がるケースを目にしたことがあります。 ゲームのレクリエーションは盛り上がるのですが、利用者の方によっては本気になりすぎてケンカとなる場合もあります。 そういったトラブルが起きないように相性を考えながらチームを組んだり、職員は盛り上げつつも注意して進行したりすることが大切です。 万が一トラブルとなってしまった場合は、職員が間に入って話を聞いたり、他のことに意識がうつるように会話の内容を変えたりしましょう。 ③ケガには十分気をつける レクリエーションは日常生活とは違った動きをすることも多いです。 転倒やケガなどには気をつけて行ってください。 特にゲームや外出をする場合は、本番を行う前に職員同士で実践したり、想像できる危険性を話し合ったりすると良いでしょう。 ④マイナスな評価はしない 利用者の方の意欲を削ぐような発言は控えましょう。 例えば絵であれば「この花はこんな色じゃない」「塗り絵の色がはみ出ている」など評価する必要はありません。 レクリエーションは楽しむため、心身機能のために行っていることを忘れずにいてください。 利用者の方がポジティブな気持ちで楽しめるよう職員はサポートすることに努めましょう。 ⑤大きな声でハッキリ明るく進める ゲームなどを進行する際は大きな声でゆっくりと分かりやすく、そして明るく行いましょう。 私たちでもテーマパークなどの進行係の方が楽しく進めてくれると、気分がのってより楽しめます。 それと同じように利用者の方の気分を盛り上げることが大切です。 また中には聴力の弱い方もいるので、全員が平等に参加できるように進行しましょう。 まとめ この記事では、レクリエーションの目的や効果、注意点などについて解説しました。 ・レクリエーションの目的は「身体機能の維持や向上」「脳の活性化につながる」「コミュニケーションの場となる」の3つである。 ・コミュニケーションの苦手な方にとって塗り絵などの個人のレクリエーションは良い。 ・ゲームで協力して盛り上がることで脳の活性化につながる。 ・専門職員指導のもと日常生活とは違った運動で行うことで、身体機能の維持や向上に期待ができる。 ・普段外出のできない方でも外出レクリエーションは、安心して参加でき、気持ちのリフレッシュにもなる。 ・無理矢理参加させることはしない。 ・利用者間でトラブルが起きないように職員は注意する。 ・日常とは違う動きとなる可能性もあるので安全に行う。 ・楽しんで行うことが大切なのでマイナスな評価はしないようにする。 ・大きな声でハッキリと明るく進行して、全員が楽しめるようにサポートする。 最後までご覧いただきありがとうございました。
デイサービスにはさまざまな種類があります。 そのため、どんなサービスを行いどんな違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。 今回はデイサービスの違いと、自分に合う施設の選び方を解説します。 デイサービスとは? まずは、デイサービスとはどんな所かをご紹介します。 デイサービスとは、高齢者が住み慣れた家で生活できるよう支援を行う場所です。 また、一緒に暮らす家族の介護負担軽減も役割の1つです。 高齢になるにつれ、心身機能が低下し家で生活することが難しくなります。 そのために、デイサービスで日常生活に関するサービスを受け、住み慣れた家で生活できるように支援しています。 また、デイサービスで他者と交流することで心の機能回復も目的としています。 サービスの内容は、食事、排泄、口腔ケア、入浴、機能訓練、相談や助言など日常生活に関することです。 どんなデイサービスがある?違いを知って選ぼう デイサービスは、それぞれに特色があり以下の5つ種類があります。 ①通所介護 ②通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 ④地域密着型通所介護 ⑤療養型通所介護 どんなサービスを提供しているのか具体的に解説します。 違いを知ることで、自分にあった所を選びやすくなります。 ①通所介護 通所介護とは、高齢者が在宅で自立した生活ができるように支援する場所です。 サービスの内容は、機能訓練や社会交流、家族の介護負担軽減、日常生活に関する支援、相談を行っています。 ②通所リハビリテーション 通所リハビリテーション(以下通リハ)とは、リハビリに特化したデイサービスです。 主治医の指示で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の専門職がリハビリを実施します。 通リハはリハビリを目的としていますが、食事・排泄・入浴・口腔ケアの介護サービスも提供しています。 参照元:厚生労働省 通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 認知症対応型デイサービスとは、認知症に特化したデイサービスです。 通常のデイサービスでも認知症の方は通えますが、利用人数が多いと対応が難しい場合があります。 認知症のデイサービスは、利用者の人数が12人以下と定められています。 また、デイサービスの責任者は、「認知症対応型サービス事業管理研修」を修了していることが義務付けられています。 食事・排泄・入浴・口腔ケアの介護サービスはもちろん、認知症進行の緩和や認知症に対するケアが受けられます。 参照元:LIFULL介護 認知症対応型通所介護とは ④地域密着型通所介護 地域密着型通所介護は定員数が18人以下で、「事業所がある市町村に住んでいる人」と定められています。 これは、より細やかなニーズと手厚い支援を受けられるように限するためです。 サービス内容は通所介護とほとんど変わりませんが、人数が少ないので、利用者一人一人に合ったケアを提供しています。 参照元:健康ネット 地域密着型通所介護とは?サービスや通うメリットについて解説! ⑤療養型通所介護施設 療養型通所型介護施設は、医療的なケアを必要とする人が利用できるデイサービスです。 通常のデイサービスでも、利用できますが事業所によって受け入れに制限があります。 看護師が常駐する中で、日常生活の全般の支援から機能訓練を行います。 対象者は、難病や脳血管疾患後遺症・がん末期など常に医療ケアが必要な人等です。 参照元:介護ワーカー 療養通所介護とはどんなサービス?役割や仕事内容について解説! 違いが分かったところで、次の章ではデイサービスの選び方のポイントを紹介します。 ポイントを押さえて自分に合った事業所を選びましょう。 デイサービスの選び方のポイントは4つ ここでは、デイサービスを選ぶ時に押さえたいポイントを4つ解説していきます。 ①デイサービスの人数はどれくらいか ②食事の内容はどうなのか ③対応できる利用時間 ④入浴やトイレの設備の確認 それぞれのポイントを具体的にご紹介します。 ①デイサービスの人数はどれくらいか デイサービスの1日の利用者人数を確認しておくと雰囲気が分かります。 人数が少ないと利用者の一人一人の細かいニーズに応えやすいです。 人数が多いと法人運営しているところが大半になるので、スタッフの育成がしっかりできています。 デイサービスの1日の利用者人数を見るのもデイサービス選びのポイントの一つです。 ②食事の内容を確認する デイサービスでは食事にこだわっている事業所が多く、主食を魚かお肉に選択できたり、すべて手作りの施設もあります。 まとめて食事を作っている事業所もあるので、糖尿病や塩分制限がある方は、食事が対応できるか確認しましょう。 ③対応できる利用時間 どれくらいの時間を利用できるのか、短時間など対応してくれるのかなどを確認しましょう。 身体の調子が悪い時や退院後は長時間のデイサービスが体力的にきつい場合があります。 また、病院を受診するから早く帰宅したい、ヘルパーの利用があるから短時間にしたいなど、要望に応えられるか確認しておくと安心です。 ④入浴やトイレなど施設の設備を確認する 施設によって、入浴設備が自宅のようなお風呂だったり大浴場のお風呂だったりします。 入浴時は職員がついていますが、恥ずかしいから個浴で入りたい、温泉のようにみんなでワイワイと入りたいなど好みがあるのでチェックしておきたい設備です。 また、トイレもみておきたい設備の一つです。 たくさんの事業所がある中で、古民家を改装したデイサービスもあるので、トイレの向きによっては麻痺がある人は使いにくくなってしまいます。 トイレの設備が自分の身体に合うか確認しましょう。 デイサービスの選び方のポイントを押さえたところで、次は見学する時にみておきたい項目をご紹介します。 デイサービスを見学する時のポイント デイサービスの見学はした方がいいと言われますが、どこを見ればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。 この章では、見学する際のポイントをご紹介します。 ①いつも出入りするに人に対して挨拶しているのか ②方針や方向性が定められているか ③現在利用している人の雰囲気を見る 一つ一つ具体的に解説していきます。 ①いつも出入りする人に対して挨拶がきちんとしているか 基本的にお客さんにはきちんと挨拶するので、ここではいつも施設に出入りがある業者や職員同士が挨拶をきちんとしているかチェックします。 いつも出入りする人に対しては、自然な対応になるので、見ておきたいポイントなのです。 ②方針や方向性が定められているか デイサービスでの方針や方向性が定まっていると職員間で摩擦が生じにくく、ケアに対して統一感があります。 例えば、利用者の目標をきちんと職員が共有出来ており、やるべきケアが統一されている施設もあります。 職員の動きは、見学時に確認しておきたい項目です。 ③現在利用されている方の雰囲気をみる 施設全体の雰囲気が合うのかチェックするのも大切ですが、今利用されている方が楽しそうにされているか見るのもポイントです。 職員は新規利用者獲得の為、良いところを見せようとする場合がありますが、今利用されている方は楽しそうに取り繕う必要性がないからです。 実際、自分に合うかは利用して見ないと分かりませんが、大半のデイサービスは1日体験利用を実施しています。 上記ポイントを意識して、体験利用してみると自分に合う事業所が見つけやすくなります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 デイサービスの違いと自分に合う選び方のポイントをご紹介しました。 ・デイサービスとは、高齢者が住み慣れた家で生活できるよう支援を行う場所である ・デイサービス 5つの種類 ①通所介護 ②通所リハビリテーション ③認知症対応型通所介護 ④地域密着型通所介護 ⑤療養型通所介護 ・デイサービスの選び方 4つのポイント ①デイサービスの人数はどれくらいか ②食事の内容 ③利用時間 ④施設の設備を確認する ・デイサービスを見学時の3つのポイント ①顔見知りの人に挨拶しているか ②方針や方向性が定められているか ③現在利用している方の雰囲気を見る 最後まで読んでいただきありがとうございました。
介護予防支援としてのデイサービスとは具体的にどんな所なのでしょうか。 この記事では、介護予防のデイサービスの目的や利用する方法、対象者、種類や料金を紹介します。 介護予防としてのデイサービスとは? 介護予防のデイサービスとは、高齢者が集まり心身機能の回復または低下しないように訓練を日帰りで行う場所です。 高齢者が住み慣れた場所で生活できることを目的としています。 サービス内容は「生活機能の向上のための機能訓練」です。 生活機能とは人が暮らしていく上で必要な能力で、特に高齢者は自立した生活を送る為に欠かせません。 高齢者の生活機能は基本的日常生活動作と手段的日常生活動作と2つに分類されます。 基本的日常生活動作 【歩く】【食事】【着替え】【入浴】【整容】 手段的日常生活動作 【交通機関の利用】【電話対応】【買物】【家事】【服薬管理】 これらの機能の回復または維持をして在宅で自立した生活ができることを目的としています。 参考サイト:高齢者の生活機能|健康長寿ネット 介護予防のデイサービスを利用するには? 利用する方法は、住んでいる市町村窓口で介護保険申請をします。 以下が介護保険申請の流れです。 ①お住まいの市町村の窓口で介護保険認定申請 申請時に必要な物は「申請書」と「介護保険被保険証」になります。 介護保険被保険証とは、お住まいの市町村から65歳以上の方に発行される保険証です。 64歳から40歳以上の場合は「医療保険証」が必要です。 ②申請後は、認定調査が行われる 認定調査とは、市町村職員または市町村から委託を受けた職員が、自宅に来て現在の心身の状態や暮らしについて調査を行うことです。 ③市町村からの依頼でかかりつけ医が主治医意見書を作成 主治医意見書とは、かかりつけ医が病歴や治療した内容など身体に関することを記載したものです。 かかりつけ医がない場合は、市町村の医師または市町村が指定する医師に作成依頼ができます。 ④主治医意見書と認定調査を基に、コンピューターが判定を行う コンピューター判定のことを「一次判定」と言います。 目的は介護度の目安を出すことです。 ⑤それぞれの専門職が集まり「介護認定調査会」を行う 介護認定審査会とは、認定調査結果や主治医意見書により算出された一次判定をもとに、専門職が集まり審査を行うことです。 これを「二次判定」と言います。 専門職は、保健、医療、福祉の学識者で構成されています。 ここは審査の判定を行う場所なので、介護区分の決定をする権限はありません。 ⑥市町村が介護区分認定を決定・通知 市町村は介護認定結果を申請日から、原則30日以内に出さなければなりません。 そのため、介護認定が分かるまで1か月かかります。 サービスを受けたいと思っても、時間がかかってしまうので注意が必要です。 参考サイト:厚生労働省 サービス利用までの流れ|介護保険の解説 介護保険認定後は、以下のような区分に分けられます。 要支援1 基本的日常生活は自立しているが、手段的日常生活(公共交通機関の利用、電話対応、買物、家事、服薬管理)に介助が必要とする人 要支援2 要支援1の状態に加え、歩く状態が安定せず、介護が必要になる可能性がある人 要介護度1 基本的日常生活に介助が必要で、歩く状態が安定せず、加えて認知機能低下も見られる人 要介護度2 基本的日常生活と手段的日常生活のどちらとも介助が必要で、認知機能低下が見られる人。 要介護度3 自分で歩くことが出来ず、杖、歩行器、車いすを使用している人。 基本的日常生活と手段的日常生活の介助が必要な人。 要介護度4 思考力や判断能力が著しく低下している人。 日常生活の場で常に介助が必要な人。 要介護度5 寝たきり状態で会話も困難で常に介護が必要な人。 要介護度は数字が大きくなってくると、介護度が重くなるという判定になります。 参考サイト:介護保険の介護度とは|健康長寿ネット 【目安がわかる】要介護度とは?8段階の状態像と受けられる介護サービス|みんなの介護 介護予防のデイサービスを利用できる人は? 介護保険申請が非該当でも、事業対象者に該当すると介護予防のデイサービスは利用できます。 事業対象者とは、基本チェックリストに該当する方です。 基本チェックリストとは、25項目の質問に答えて身体状態をチェックできるツールになります。 ▼こちらが実際のチェックリストです。 厚生労働省 表4 基本チェックリスト 運動機能低下、低栄養状態、口腔機能の低下、閉じこもり、認知機能の低下、うつ病の可能性などが判断の基準になります。 基本チェックリストを実施できる場所は、地域包括支援センターや行政です。 地域包括支援センターとは、介護の相談窓口です。 専職員が集まり、住み慣れた地域で暮らしていけるようにサポートしています。 参考サイト:LIFULL介護【はじめての方へ】地域包括支援センターとは?その役割と賢い活用法 チェックリストは、介護保険申請に比べると面倒な手続きがなく5分〜10分で行えます。 参考サイト:基本チェックリストの概要 介護予防のデイサービスはどんな種類やサービスがあるのか 多様なサービスが受けられるように、デイサービスの種類は4つあります。 サービスの種類 サービスの内容 ①通所型介護 ・生活に関する支援 ・生活機能向上の為の機能訓練 ②通所型サービスA ・通所型介護より小さいデイサービス ・運動、レクレーション ③通所型サービスB ・利用者の自主的な通いの場 ・体操、運動 ④通所型サービスC ・3~6か月で生活機能向上を目指す ・運動や栄養改善のプログラムの実施 それぞれサービス内容に特徴があるので具体的に解説します。 ①通所型介護 入浴、排泄、食事、機能訓練、相談など日常生活に関する支援を受けられます。 一番の特徴は、在宅で暮らす上で必要な機能訓練サービスを行っていることです。 機能訓練とは、身体の維持と向上を目指す訓練です。 介護サービス提供者が利用者の身体状況に合わせて目標を設定しプランを作成します。 ②通所型サービスA 通所型サービスAでは、運動やレクリエーションが行われます。 レクリエーションとは、介護現場では娯楽や余暇ではなく心身の向上を目指すことが目的です。 レクリエーションの種類は、身体を使う、手先を使う、頭を使うなどがあります。 通所型介護と比べると小規模のデイサービスです。 ③通所型サービスB サービスの内容は、体操や運動で、利用者主体の通いの場となります。 サービスの提供がボランティアや町内会なので、職員もボランティア主体となります。 イメージとしては、いきいきサロンや町内会の集まりです。 ④通所型サービスC サービスの内容は、3〜6カ月の短期間で生活機能向上を目指します。 実施するプログラム内容は、運動機能や栄養改善などです。 提供が市町村の保健・医療の専門職になっています。 参考サイト:介護予防・日常生活支援総合事業 ガイドライン|厚生労働省 介護予防のデイサービス費用は? デイサービスの費用は市町村によって違います。 以下は2022年10月現在の熊本市の通所型サービスの利用料金です。 通所型介護 料金 要支援1 1,672円/月 要支援2 3,428円/月 基本料金に加え、必要に応じて加算がついてきます。 加算とは、サービスの提供体制や利用者の状況に応じて発生するお金のことです。 加算の内容は、運動器機能向上加算、栄養加算、口腔機能向上加算などがあります。 それぞれの加算は、必要なサービスであると判断された場合介護サービス提供者がプランを作成しサービス提供します。 参考サイト:【開業】介護報酬の構造、加算・減算とは? 通所型介護や通所型A.B.Cは、市町村事業になるので、詳しい金額は異なります。 上記金額は、目安になるのでお住まいの市町村にお問合せかホームページで確認をおすすめします。 【まとめ】 いかがでしたでしょうか。 介護予防のデイサービス利用についてお伝えしました。 ・介護予防のデイサービスは「生活機能の向上のための機能訓練を行う」場所である。 ・介護予防のデイサービスを利用するには、市町村で介護保険申請をする必要がある。 ・介護予防のデイサービスが利用できる対象者は要支援1.2と事業者対象者である。 ・事業対象者は、基本チェックリスト該当者である。 ・介護予防のデイサービスの種類は①通所型介護②通所型サービスA③通所型サービスB④通所型サービスCの4つである。 ・費用は市町村事業の為、金額が異なるので確認がおすすめである。 最後までお読みいただきありがとうございました。
親が弱くなってきた時に考えるのが、デイサービス利用です。 元気で過ごしてもらうためにも、デイサービスでの機能訓練は効果があります。 今回は、デイサービスの機能訓練についてご紹介します。 デイサービスとは? デイサービスは、利用者が家に閉じこもっているのを防いで、交流を広げることができる場所です。 家族の介護負担を軽くするという目的もあります。 利用者が家で暮らしを続けられるように、利用者に様々なサービスが提供されるからです。 日帰りかつ自宅までの送迎もあるので、本人も受け入れやすくなっているのもポイント。 ですので、デイサービスは閉じこもり予防ができ、交流の場になるのです。 デイサービスの提供サービスは、以下のようなものがあります。 食事 入浴 機能訓練 口腔機能向上サービス 「入浴」、「機能訓練」、「口腔機能向上サービス」を受けるためには、加算が算定されます。 加算が算定されますが、充実したサービスを受けることが可能です。 デイサービスの提供サービスの中でも、「機能訓練」について説明していきます。 デイサービスでの機能訓練の効果とは デイサービスで機能訓練を受けると、様々な効果があります。 本人だけでなく、家族にも効果があるのです。 自宅での暮らしを続けることができる 1人でできることが増える 自宅への閉じこもりを防げる 認知症予防になる 加齢による起こりやすい病気(誤嚥性肺炎など)を予防できる 家族の介護負担を軽くできる デイサービスでの機能訓練 機能訓練は、利用者が住みなれた家で元気に暮らしを続けられるように、アプローチするものです。 機能訓練は、デイサービスでは「個別機能訓練加算」という項目があり、大きな役割を担っています。 機能訓練とは? 機能訓練とは、生活していくために必要な動きを保ったり、改善を図るものです。 歳を重ねると身体機能が低下し、これまでできていたことが難しくなったりします。 例えば、家に閉じこもりがちになったり、ひどくなると寝たきりになります。 本人だけでなく、家族の介護量も増えます。 こういったことを防ぐ役割があるのが、機能訓練です。 機能訓練を行うことで、生活していくために必要な動きを保ったり、改善することが可能なのです。 機能訓練は、身体機能のみにアプローチするものではありません。 要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない。 ※指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第92条より 精神面や家族の介護負担軽減にも、アプローチする必要があるのが特徴です。 機能訓練の内容は? 機能訓練の内容として、大きく3つに分けることができます。 身体機能の改善 生活機能の改善 疾病や疾患の維持・予防 それぞれ紹介します。 身体機能の改善 関節や筋肉に、直接アプローチします。 例えば、「歩く時にフラフラしなくなった」、「腕があがるようになった」などです。 歩行訓練や関節可動域訓練、筋力増強訓練などです。 生活機能の改善 自立した生活を送るために、アプローチします。 例えば、「1人でトイレに行くことができる」、「1人でお風呂に入ることができる」などです。 ズボンの上げ下ろしの動作や、浴槽をまたぐ動作の練習を行います。 なれてきたら、実際に現場で行います。 疾病や疾患の維持・予防 加齢とともにさまざまな機能が低下して、疾病を引き起こします。 例えば、誤嚥性肺炎です。 誤嚥予防のために、摂食訓練や嚥下訓練を行います。 機能訓練を行う人は? デイサービスでの機能訓練は、医師の指示は必要ありません。 ですが、スタッフの誰もが機能訓練を実施するわけではありません。 国家資格保有者である「機能訓練指導員」が、機能訓練を担当します。 医療知識のある職種のスタッフが行うため、抱えている悩みも相談できます。 機能訓練を実施できる人 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護師 准看護師 柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 実際に機能訓練をしよう デイサービスで機能訓練をするためには、流れがあります。 しっかり流れを踏んで、親に機能訓練に取り組んでもらいましょう。 すでにケアマネとデイサービスと契約した前提で、機能訓練実施の流れを紹介します。 機能訓練指導員の居宅訪問がある 機能訓練指導員が作成した「個別機能訓練計画書」に署名と捺印 機能訓練指導員が作成した「機能訓練メニュー」に取り組む 定期的に機能訓練の効果判定を受ける ※これを3ヶ月サイクルで繰り返す 居宅訪問 ケアマネージャーなどが自宅への訪問(居宅訪問)することがあります。 利用者の家での生活能力や問題点をしっかり把握するためです。 利用者の生活環境に合った機能訓練を実施するためにも、必要になっています。 このため、居宅訪問が必要になるのです。 個別機能訓練計画書、機能訓練メニュー 居宅訪問が終わると、機能訓練指導員が個別機能訓練計画書を作成します。 居宅訪問の結果を内容に反映しなければならないので、ひとりひとり内容が異なっているのです。 内容は、家での生活を続けていく上での目標や機能訓練メニューが設定されています。 説明を受け十分に納得してから、計画書に署名と捺印をしましょう。 これで、機能訓練がスタートです。 機能訓練メニューに沿って、取り組んでいきましょう。 気になることがあれば、機能訓練指導員に尋ねてください。 効果判定 機能訓練に取り組んだら、終わりではありません。 3ヶ月に1回、効果判定があります。 それぞれのデイサービスで内容は異なりますが、体力測定で身体機能を評価するところが多いです。 機能訓練に取り組んできた内容が正解だったのか、目標設定をクリアしたのかみるために、重要です。 まとめ ここまで、デイサービスでの機能訓練について、紹介してきました。 デイサービスは、利用者が家で暮らしを続けられるように、様々なサービスが提供されます。 機能訓練の効果には以下のものがあります。 1人でできることが増える 自宅への閉じこもりを防げる 認知症予防になる 加齢による起こりやすい病気(誤嚥性肺炎など)を予防できる 家族の介護負担を軽くできる 機能訓練は、身体機能のみでなく、精神面や家族の介護負担軽減にもアプローチする 機能訓練の内容は、「身体機能の改善」、「生活機能の改善」、「疾病や疾患の維持・予防」 機能訓練は、国家資格保有者の「機能訓練指導員」が担当する 機能訓練は、3ヶ月サイクルで効果判定があり、繰り返される 親が弱くなってきたなと感じたら、デイサービスで機能訓練に取り組むことを考えましょう。 親に機能訓練に取り組んでもらうことで、いつまでも元気で家で過ごしてもらえるからです。 デイサービスは体験利用があっているところも多く、お試しで1回利用してみるのも手です。 親が介護を必要とする状態になる前に、デイサービスで機能訓練を受けてみてください。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ディサービスに通う一番の目的といえば、認知症の改善や予防や健康寿命を伸ばすことではないでしょうか。 それにせっかくなら楽しくデイサービスに通いたいものです。 そこで今回は実際にディサービスで働いている私が、通ってみたくなるデイサービスのポイントを 5つご紹介します。 通ってみたくなるディサービス・ポイント5つ ディサービスには場所によりサービスの内容が異なります。 その中でも楽しいディサービスには以下のようなポイントがあります。 ぜひ参考にしてみてください。 (1)ディサービスで過ごす間、手の空く時間が少ない 注目したいのが「利用者の方が空き時間をどう過ごされているのか」ということです。 つまり職員もなるべく一緒に利用者の方が手持ち無沙汰にならないように意識しているのかどうか、が重要になります。 ここでは、認知症の改善を感じることができる、空き時間の使い方の例を紹介します。 そこでは模造紙に描かれたイラストに貼り絵を行っていました。 イラストの線を理解し色分けして貼り絵をすることは、認知症の方にとっては非常に難しいことです。 しかし何度も繰り返す中で上達して、最終的には職員と協力し素敵な作品が完成しました。 このように認知症の改善には空き時間を有効的に使うことはとても重要です。 認知症もあまりなく、周りとのコミュニケーションに心配のない利用者の方なら問題ありませんが、「認知症の改善や予防を重点的に」と考えている方は大切にしたいポイントです。 定員の多いディサービスの場合、利用者の方が手持ち無沙汰になってしまうことがよくあります。 施設に到着後、お風呂、食事、運動と忙しくはあるのですが、それらが済んでしまった後「さて、何をしようか」となってしまうことも少なくありません。 要介護度の低い方同士であればお話をされたり、オセロや囲碁などのテーブルゲームを楽しむこともできます。 ただそういったことが難しい利用者の方は、テレビを見たり、横になったりして時間を過ごします。 ご家族の方からすると、せっかく認知症の改善のためのディサービスなのになんだか物足りなく感じてしまいがちです。 だからこそ、空き時間のバリエーション豊かな解消法を知っているデイサービスは、通ってみたいデイサービスであると言えます。 (2)デイサービスでのレク活動やリハビリ設備が整っている リハビリ設備が整っていることや一日の中で運動の機会が多いことは、ディサービスで過ごす上で楽しめるポイントとなります。 ディサービスに通っている方の多くは身体を動かすことを目的にしています。 利用者の方には「これ以上身体が動かなくなったら・・・」と心配している方も非常に多いです。 でもせっかく身体を動かすなら楽しく行いたいものです。 レクリエーション活動を設けているディサービスもあります。 例えば棒を一本ずつ持ち球を転がしてチームでゴールを目指す棒サッカーや、スプーンでピンポン球を渡すスプーンリレーなどが挙げられます。 これらはあまり会話をしない利用者の方でも声を上げて楽しく参加できます。 しっかり笑って普段関わらない人と会話をするという体験は脳に刺激を与え、認知症の改善に有効です。 多くのディサービスはリハビリ設備が備わっていますが、どの程度力を入れているかは様々です。 自転車漕ぎなどの簡単なマシーンのみが置いてある施設もあれば、ウォーターべッドや酸素カプセルまで用意されてある施設もあったりと本当に十人十色です。 もちろんマシーンで身体を動かし、脳を活性化させることも大切です。 ですがウォーターベッドなどでリラックスし、副交感神経を優位にすることもまた認知症の改善には有効と言われています。 アロマテラピーでストレスの緩和や精神的ケアが得られることと同じです。 レクリエーションとリハビリ設備が充実していることは【通ってみたくなるディサービス】の外せないポイントです。 (3)認知症の改善に大切な”お風呂”に力を入れている お風呂に力を入れているというのは、脱衣所や浴室のデザインや清潔感を考慮しているということです。 例えば家族の誘いで初めてディサービスを利用される方の中には、「他の人と入浴するなんて抵抗がある」と仰る方も多くいらっしゃいます。 けれどご家族の方の多くは、ディサービスでの入浴を希望されています。 利用者の方とご家族の方の希望にずれがあったとしても、見学の際に旅館の大浴場をイメージさせるような清潔感のある浴室であれば、「ここのお風呂なら入ってもいいな」と家族の悩みの解消をしてくれる手助けとなります。 その後実際に来られた際には、快く入浴してくださるケースがほとんどです。 また認知症を患う利用者の方は日によって「今日はお風呂に入りたくない」という気分になり、一生懸命お話してもなかなか難しい場合があります。 そういう時にも「お風呂に入りたい!」と思えるようなステキな内装であれば、利用者の方がポジティブな気持ちに切り替えてくださることもあります。 私たちも普段「面倒だな」なんて思っていた入浴が旅館やホテルの大浴場だとテンションが上がったりしますよね。 またお風呂は認知症の改善や予防にとても大切で、入浴で得られるリラックス効果に期待ができます。 さらに清潔・不潔の意識は認知症かどうかの判断材料にもなり、≪お風呂に何日も入らない≫や≪着替えに対して意欲がない≫というのは心配です。 認知症の改善という面でもご自宅での負担軽減という面でも、デイサービスでの入浴はご家族の方にとって気になるところです。 清潔感があり少し非日常を感じさせるようなお風呂であれば、通ってみたいと思う条件の一つになります。 (4)ディサービスでの昼食が充実している 厨房が併設されているディサービスであれば温かい料理がそのまま運ばれてきますので、出来立ての昼食を食べることができます。 施設によって昼食は差がある部分で、厨房が併設されていない場合はお弁当を外部から取り寄せることがほとんどです。 外部のお弁当は少し冷えている場合も多く、やはり出来立ての料理と比較すると物足りない気持ちになる方もいます。 さらに利用者の方が急に腹痛など体調を崩されたとしても、すぐにその状況にあった昼食に対応できることもメリットです。 利用者の方の中にはお独りで住んでいる方や、一緒にお住まいの方もご高齢で宅配弁当のサービスを利用している場合も少なくありません。 だからこそ、利用者の方の中には本当にデイサービスの食事を楽しみに来ておられる方が多くいらっしゃいます。 美味しいものを食べるというのは脳が刺激されて、認知症の改善にとっても重要なポイントの一つです。 他の利用者の方と楽しく食事を摂ることは認知症の改善や予防にとても大切なこと。 歳を重ねるにつれてアクティブに活動することがどうしても難しくなります。 ”食事”という楽しみを大切にしているディサービスはそれだけでも高い満足感を得ることができます。 (5)ディサービスの利用者の方を大切にしている 最後の5つめは当たり前ではありますが、最も重要なポイントになります。 飲食店でも差があるのと同じように、実は施設によっても差が出やすい部分です。 まずは接遇やマナーの点です。 今でこそ注意されることの増えてきた接遇ですが、敬語を使わずサービスを提供している施設もあります。 人生の先輩であり、お客様である利用者の方に対して敬意を払って接しているディサービスに通いたいものです。 またもう一点がご家族に対して些細な報告もしっかり行っているかどうかです。 ご家族の方が一緒に住んでいたとしても、日々の介護に一生懸命で見落としてしまう変化が必ずあります。 しかしお風呂介助を行う職員がしっかりと注目していることで、小さなひっかき傷や痣、湿疹などが見つかる可能性があります。 もちろんお風呂だけではなく、その日の利用者の方の状態は多くの職員が日ごろから意識して見ています。 職員にとってそれが見覚えのないものであれば、ご家族の方に報告することで必要であれば通院して治療をすることができます。 認知症の方はそれが以前からあった傷かどうか覚えておらず、ご家族の方も気づかない場合も多いので、こういった些細な報告は大切です。 信頼のできるディサービスであれば、利用者の方にとってもご家族の方にとっても、安心して通うことができます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 介護士の目線で通ってみたくなるディサービスをご紹介させていただきました。 ・入浴、昼食以外の時間にも認知症の改善を意識した時間づくりを行っており、利用者の方がなるべく手持ち無沙汰にならないよう意識している。 ・運動とリラックス、どちらの面でも対応できるリハビリ設備があったり、レクリエーションの時間を設けて他利用者の方とのコミュニケーションを大切にしている。 ・ただ入浴するためだけの施設ではなく、デザインや清潔感に手を抜かず、お風呂に入りたくなるような環境づくりをしている。 ・温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま提供が可能な厨房の併設しているディサービスだと食事も楽しめる。 ・接遇やマナーがきちんとしていることや、利用者の方の些細な変化に気づくことができていることで安心できる。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
デイサービスは介護保険で利用できる施設です。「通所介護」とも言われ、事業所に通ってサービスを受けることができます。ここでは、デイサービスはどのような人が利用できるのか、役割、サービス内容について解説します。 デイサービスとは デイサービスは、利用者が可能な限り自宅で自立した生活を送ることができるように、日常介護や機能訓練などを受けることができる日帰りのサービスです。 心身機能の維持や家族の介護負担の軽減としての側面もあります。 集団でサービス提供されるため、利用者同士の交流もあり、引きこもりや孤独感の解消にもつながります。 デイサービスはどのような人が利用できるのか? 介護保険の要支援・要介護認定を受けている人なら利用が可能です。 残念ながら65歳以上のお年寄りであっても「足や腰が弱ってきた」「話し相手が欲しい」だけでは、利用することができません。 デイサービスは介護保険サービスで言われる「通所介護」になります。 介護保険の要介護認定を受ける必要があります。 要介護認定は、居住している市町村の介護保険窓口で相談が可能です。 認定結果がわかるまでに数週間かかるため、介護保険を利用したい場合は、早めに相談することをお勧めします。 厚生労働省の「2019年介護サービス施設・事業所調査の概況」によると、デイサービスは全国に24,035事業所あると発表されています。 事業所によっては要支援の認定を受けた人を対象にしている介護予防事業のサービスを提供していないところがあります。 要支援の場合は、介護予防事業を行っているのか確認が必要です。 デイサービスは介護保険で利用できる施設です。 「通所介護」とも言われ、事業所に通ってサービスを受けることができます。 ここでは、デイサービスはどのような人が利用できるのか、役割、サービス内容について解説します。 デイサービスのサービス内容 デイサービスは、「送迎」「食事」「入浴」「機能訓練」「レクリエーション」が主なサービス内容になります。 ・送迎 自宅から事業所まで車での送迎があります。 利用される人によって歩行が難しく、車イスでの移動が必要な人、足があがらず、跨ぐことができない人などさまざまです。 送迎の車は、普通の自動車以外に車イスのまま乗ることができるリフト付車両を利用するなど、事業所によって利用に合わせた送迎を行っています。 ・食事 短時間利用のデイサービスでは提供されないことが多いですが、1日利用する場合、食事の提供があります。 食事を楽しみにしている人は多いです。 普通食以外に利用される人の飲み込みの状態に合わせて、刻み食やミキサー食の提供、介助が必要な方への食事介助など、個別対応が可能です。 ・入浴 利用される人の身体機能に合わせた入浴支援が行われています。 事業所によって浴槽はさまざまです。自宅のような個人浴槽のところ、大浴場、また座ったまま入れるような機械を利用した浴槽があるなど、事業所ごとの特徴があります。 入浴介助は自宅では困難な方も多いです。 浴槽の設備は、事業所を選ぶポイントになります。 どのような入浴方法があるのか設備を確認し、希望に沿った事業所を選ぶことが大切です。 ・機能訓練 機能訓練指導員により提供される生活の中での機能訓練です。 集団の体操に参加する、起居動作の練習など事業所によって取り組みは異なります。 利用される人にとって必要な生活リハビリを行い、機能維持や獲得を目指しています。 ・レクリエーション 個人や集団などいろいろな組み合わせで余暇活動として提供されています。 レクリエーションは、楽しみを通じて認知や身体機能の維持、他の人との関わりなどが目的です。 作品作り、カラオケ、風船バレーなど行われています。 また男性利用者が多い事業所では、マージャンやパチンコ、女性利用者が多い事業所ではメイク教室といったユニークな取り組みをしているところもあります。 デイサービスで働く職種 複数の職種が働き、デイサービスでの介護を支えています。 ・管理者 事業所を管理する者になります。 介護職員など他の職種と兼務することが可能です。 事業所全体の運営を担っています。 ・生活相談員 生活相談員は事業所の最初の窓口となり、サービス内容の説明や手続き、契約などを行います。 利用される人や家族の相談に対応する、介護支援専門員との連絡調整などが主な役割です。 ・介護職員 利用される人の入浴、排せつ、食事など日常介助が主な仕事内容になります。 日常の介護以外に、レクリエーションの企画、機能訓練の補助、送迎業務なども行っています。 ・看護職員 利用される人の健康管理を行っています。 事業所の規模によっても異なりますが、基本は1人以上の配置があります。 日々は介護職員と一緒に日常介助を行う他、健康管理や内服管理以外に、医療処置や健康相談なども行っています。 事業所によって異なりますが、介護職員と同様に、送迎業務に入ることもあります。 ・機能訓練指導員 機能訓練指導員は、誰でもできるわけではなく、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師など資格が必要になります。 リハビリ計画書の作成、実施、リハビリに関する指導や自宅環境の相談、助言なども行っています。 デイサービスの役割 デイサービスで求められる役割は以下のことがあげられます。 ・入浴、排泄、食事など日常生活における介助 日常介護の提供です。 介護の状態によって自分の身のまわりことに介護が必要な人が大勢います。 要支援・要介護認定を受けている人は大なり小なり介助が必要です。 特に入浴は自宅で大変な介助となっています。 歩行が難しい人の場合、自宅の浴槽につかることは容易ではありません。 デイサービスでは、事業所によって専用の車イスや浴槽などがあり、安心して入浴することが可能です。 その人にとって必要な日常介助の提供をしています。 ・生活の中での機能訓練 利用される人の身体状況や精神状況によって内容は異なりますが、自立を支援するための生活機能訓練が行われています。 機能訓練の計画に沿って、体操や個別の歩行練習、器具を利用した体力づくりなど提供されています。 ・社会参加 利用される人の中には自分では外出できない人も多いです。 デイサービスに参加することで自宅にこもりきりにならずに過ごすことができます。 またデイサービス内でレクリエーションなどを通じて他者と関わりを持つことが可能です。 デイサービスを利用は社会参加のきっかけになります。 ・介護者の介護負担軽減 利用者がデイサービスを利用することによって介護をしている家族が休息を取ることができます。 毎日の介護は家族であっても負担が大きい仕事です。 介護者も自由な時間を持つことで、心身ともにリフレッシュできます。 また自宅では負担の大きい入浴などの支援が受けられ、負担軽減につながります。 デイサービスとデイケアの違い [caption id="attachment_2017" align="alignnone" width="512"] Asian caregiver and a senior woman at the room[/caption] 介護保険では、デイサービスは「通所介護」、デイケアは「通所リハビリテーション」と言われています。 デイサービスの目的は、「利用される人が自宅で自立した生活が送れるように支援」です。 一方、デイケアの目的は、「身体機能の回復や維持、機能の向上、認知機能の改善」です。 そのため、デイサービスは介護を主にサービスを提供しているのに対して、デイケアは、リハビリテーションを主にサービス提供を行っています。 デイサービスでは機能訓練指導員としているのに対して、デイケアではリハビリ専門職の配置が必須となっています。 最近では、機能訓練のニーズが高まり、デイサービスもリハビリに特化したものが増えてきました。 しかし、医療職員の配置はデイケアのほうが多いです。 利用するにあたって何がやりたいか、ご家族の希望などに沿ってデイサービス、デイケアを選ぶ必要があります。 まとめ ・デイサービスは介護保険で利用できる通いの施設である・利用するにあたっては介護保険の要支援、要介護認定を受ける必要がある・デイサービスでは日常介護を受けることができる・自分に合った機能訓練を行うことが可能である・デイサービスへ通うことによって社会参加に繋がる・介護者の介護負担の軽減も担っている・デイサービス利用にあたってメリットとデメリットがある・デイサービスの役割や特徴を知り、利用するのがおすすめ 最後までお読みいただきありがとうございます。
デイサービスには、一日のスケジュールの中にレクリエーションが組み込まれています。 レクリエーションは、ご利用者様の楽しみの一つでもあります。 また、身体機能の維持向上や認知症予防、QOL(生活の質)の向上、ストレス発散や精神安定など、さまざま効果が期待されるものです。今回はデイサービスでよく実施されるレクリエーションを紹介いたします。 デイサービスでのレクリエーション準備 まずは挨拶をしましょう。 声を出すことで意欲向上を測れ、やる気アップにつながります。そしてその日に行うレクリエーションの説明をしましょう。 内容によって、参加するかしないかを決められる方もいらっしゃいます。 急にレクリエーションを始めてしまうと、けがや事故につながりかねません。 ゆっくりと深呼吸をして、準備体操をしましょう。 また、朝のバイタルが安定しない方など、健康状態も把握しておきましょう。 デイサービスでのレクリエーション掴み! レクリエーションでいまいち盛り上がらなかったり、途中で席をたたれたりされることのないよう『心をつかむ』事ができると、ご利用者様もスタッフも楽しくレクリエーションに入ることができます。 笑いを取りに行く!という強者スタッフさんもいらっしゃいますが、写真を見ていただいたり(最近いった場所や、赤ちゃんや子供の写真季節の風景やおいしそうな食べ物等)すると場が和み緊張感が解けリラックス出来た状態でレクリエーションに入ることができるのでおすすめです。 アイスブレイクともいいます。 楽しい雰囲気作りも心がけましょう。 デイサービスでの定番レクリエーション7選 ここではデーサービスで良く行われるレクリエーションを7選ご紹介します。 ①お手玉入れ 中心に置いた箱の周りを円で囲むようにみんなで座り、制限時間内に多く入ったチームの勝ちです。運動会の玉入れと同じ要領です。 ②歌 歌詞カードをあらかじめ作成して高齢者に人気の歌をながしてみんなで歌います。 カラオケとは違い、一人で歌うのは苦手な方や、歌うより聞きたい方、意思疎通の測れない方でも参加できます。 ③カラオケ デイサービスにマイクは結構な確率であると思います。 テレビにつないで出来るので準備もさほどいりません。 ④風船バレー 椅子に座っていても出来る高さにネットをかけ、チーム対抗で戦います。 チーム戦にすることでやる気が出ます。 ネットがない場合は床に線があるだけでもいいです。 ⑤紐通しリレー やわらかい紐に飾りつけしたトイレットペーパーの芯を用意し、対面でチームが向かい合って横に並び、横一列に長い一本の紐を伸ばします。 先頭の人がトイレットペーパーの芯をいれ、隣の人に渡します。 先に最後の人までトイレットペーパーの芯を通して運べたチームの勝ちです。 対面に相手チームの進行状況が見えるため、とても白熱した戦いになります。 ⑥棒体操 棒の代わりにタオルでもかまいません。 スタッフの体操を見ながら真似して背中や方、普段使わない筋肉も伸ばしていきましょう。 ⑦リズム体操 音楽に合わせてリズミカルに体操をします。 デイサービスによっては曲を決めてオリジナルの体操を行っているところもあります。 オリジナルの振り付けをスタッフやご利用者様で考えながら作るのも楽しみの一つになりそうです。 デイサービスでの道具を使わないレクリエーション ほんの数分の空き時間でも、レクリエーションはできます。 集団のみではなく個人で出来る楽しいレクリエーションも沢山あります。 ①パタカラ体操 『パタカラ』をつかって発声練習をします。 食事前に行うと唾液分泌を良くし、飲み込む力の弱い高齢者の誤嚥を防ぐ効果もあります。 また、発声の練習にもなります。 ②ハンドマッサージ 手にはたくさんのツボがあります。ツボを刺激することで 感覚を養ったり、リラックス効果などを得られスタッフとのコミュニケーションにもなったり、ゆっくり話す機会を作ることもでき、ご利用者様に安心感を持っていただけます。 普段聞けない話が聞けたりするので、スタッフとの信頼関係も築く事ができます。 ③なぞなぞ 考えることで、認知症予防にもつながります。 解けた時の達成感はやる気にもなることでしょう。 ④チーム対抗ジェスチャーゲーム お題を先頭のご利用者様に伝え最後のご利用者様までジェスチャーのみで伝えていき、最後にお互いで答え合わせをします。 間にスタッフも入ることで更に盛り上がります。 一人一人伝えていくので、肩をたたかれるまでは各自後ろを向いて待ちます。 座って出来るレクリエーション 利用者の方には椅子から立ちああることが難しい方も多くいらっしゃいます。 そのため、椅子に座ったままできるレクリエーションも用意しておくようにしましょう。 ①体操 高齢者向けの体操は基本的にゆっくりなので足踏みなども座ったまま行える体操がよいでしょう。 ラジオ体操座ったまま行うことが可能ですし、インターネットで調べれば座ったままできる体操を数多く見つけることができます。 ②ボウリング 椅子に座ったままボールを転がします。 対応戦にすると盛り上がるかもしれません。 ③折り紙 出来たら作品として飾ることも出来ます。 ピョンピョン跳ねるカエルを折って誰が一番遠くに跳ねるか競うことも面白いのではないでしょうか。 ④じゃんけん大会 スタッフが前にたち、全員でじゃんけんをします。 勝った人だけ残りまたじゃんけんを繰り返して最後まで勝ち残った人が優勝です。 ⑤おはじき ご利用者様が懐かしがられますし、認知症療法にもなります。 その他にも昔懐かしい遊びをとりいれてみるのもよいでしょう。 ⑥トランプ スタッフも入って、ババ抜きや七並べを楽しみます。 新しくわかりやすいトランプゲームを教えてあげるのもよいでしょう。 ⑦塗り絵 季節の塗り絵をし、完成品は飾ったり持って帰ってご家族様に見せると喜ばれます。 また、作品として展示するのもご利用者様のやる気につながります。 ホワイトボードでレクリエーション 頭を使って脳トレをしよう!ホワイトボードを使って、計算式を書いて答えてもらいます。 難しい漢字を書いて答えてもらうことも脳の活性化になります。 魚の漢字や、花の漢字は頭を使って想像力も必要とするのでお勧めです。 (例・紫陽花→アジサイ。 海月→クラゲ。 海驢→あしか など また、47都道府県を出し合ったりするのも人気です。 レクリエーションのメリット デイサービスでレクリエーションをすることには数々のメリットがあります。 ▶脳が活性化され、認知症予防にも 考えたり、笑ったり、体を動かしたり、懐かしんだりとレクリエーションを行うことで認知症予防につながります。 特に回想法といって、昔を懐かしむ事で脳内の記憶を呼び覚まし認知症予防や進行防止につながるとされています。 積極的に参加しましょう。 ▶身体機能(ADI)の向上。維持。 高齢者の方は、何もしないと身体機能が著しく低下し、寝たきりや歩行困難等生活に支障をきたす場合も少なくありません。 レクリエーションに関わらずどんなこともご自分でしていただく事が大切です。 レクリエーションを通して筋肉や脳に刺激を送り、体を動かすことを積極的に行うことで、身体機能の維持・向上を測りご利用者様の生活を守ることにもつながります。 ▶生活の質(QOI)が高くなる レクリエーションを通して、『楽しみ』や『喜び』を引き出すことで笑顔になり、人間らしく生きる幸せを感じられることにより、生活の質(QOL)を向上させます。 人はこのような事を感じなくなると、生活の質が落ち、何事にも喜べなくなり、うつ病などの精神疾患や、認知症を引き起こす原因にもなりかねません。 生き生きと生きること。笑顔になることを引き出せるようなレクリエーションを心がけましょう。 ▶コミュニケーションの場となり、精神面での安定をはかれる 人と話したり、笑ったり、理解してもらったり、達成感を味わったりすることで社会とのつながりを持て、孤独感が軽減し、ストレスの発散にもなり精神の安定にもつながります。 ご近所さんとの付き合いも年々減ってしまっているので、デイサービスに来る時しか人と話さないご利用者様も増えてきています。 また核家族が主流となり、独居生活の方も多くいらっしゃいます。 話すだけでなく手を握ったり、目をしっかり見つめたり一歩踏み込んだコミュニケーションも大切になります。 レクリエーションを行う際の注意点 ご利用者様一人一人の性格や身体機能、認知症や麻痺の有無等はあらかじめ把握しておきましょう。 自尊心を傷つけたり、不快にさせることのないように配慮しましょう。 大きな声ではきはきとしゃべりましょう。 車いす上でレクリエーションに参加する場合は、必ずフットレストを下げ両方の足の裏が床につけ、ブレーキがかかっているのを確認しましょう。 周囲の人に手などが当たらないか確認しましょう。 転倒や転落等、くれぐれも事故のないように注意しましょう。 スタッフも楽しみましょう。ご利用者様もスタッフと一緒に楽しめるほうが喜ばれます。 デイサービスでのレクリエーションはご利用者様の楽しみの一つ。 デイサービスは、毎日通っている方から週に一日だけのかたもいらっしゃいます。 スタッフやご利用者様とお話するのも楽しみにしていらっしゃる方も多いです。 少しでも多くの笑顔と喜びを引き出し、満足していただけるようにレクリエーションを工夫しましょう。 デイサービスでのレクリエーションまとめ 様々なメリットが得られるレクリエーションを紹介しました。 デイサービスには、さまざまな疾患や病気、身体機能の差があり、平等に全ての人が同じ満足感を得ることは難しいのも事実です。 そんな時は二つのレクリエーションを行うことも対策の一つです。 体を動かすチームと塗り絵など作業を行うチームと別れて行ったり、午前と午後で内容を変えてみるのも方法の一つです。 中には個人で静かに絵を描きたいという方もいらっしゃいます。 無理強いはせず、それぞれのご利用者様のニーズにあった、臨機応変な対応をすることも大事です。 介護現場は人手不足で大変なお仕事だとは思いますが、いくつになっても人間が人間らしく生きるために、楽しみや喜びの多いレクリエーションを行うことは重要です。 スタッフも一社に楽しめるレクリエーションを提供できるように心がけましょう。
街中でデイサービスの送迎車を見かけることはありませんか? デイサービスの送迎の仕事はどんな仕事なのか、と、気になっている方もいるのではないでしょうか?今回はデイサービスの送迎についてお伝えします。 デイサービスとは? デイサービスとは日帰りの介護保険サービスです。 朝、送迎車がお迎えに来て施設で1日過ごし、夕方には送迎車でお家に帰ってきます。 デイサービスの目的は主に食事、入浴、運動です。 デイサービスはご利用される高齢者の方の心身機能を保持または向上することと、ご家族の方の介護負担を軽減することが目的とされています。 ご利用者様が安心してデイサービスに来ていただくためにも、送迎業務は大切な役割になります。 またご利用者様を送迎するだけではなく、ご利用者様やご家族様とコミュニケーションを取ることができる大切な時間です。ご利用者様の近況やご家族様の悩みなどの情報収集もサービスを向上するためには必要になります。 ご利用者様やご家族様と信頼関係を築くことによって、良いサービスを築くことができます。 デイサービスの送迎業務とは? では、デイサービスの送迎の仕事とはどのようなものなのか、詳しくご紹介していきます。 ①デイサービスの送迎業務の仕事 ・朝はご利用者様のご自宅へお迎え、夕方にご利用者様をご自宅へお送りする。・乗車時のご利用者様の介助。・ご自宅へ行った際、ご家族様やご利用者様とのコミュニケーション。・ご利用者様が乗車中、ご利用者様とのコミュニケーション。・送迎車両の車両点検や管理、清掃。・送迎車両の給油。 上記以外にも送迎ルートの作成や送迎車や施設内の清掃をお願いする施設もあります。 業務内容については施設によって異なりますので、具体的にどのような業務内容か事前に確認することが必要です。 ②送迎ドライバーの必要な資格について デイサービスの送迎ドライバーは、普通自動車第一種運転免許が必要となります。 バスなどで送迎を行うデイサービスは、中型や大型自動車免許が必要です。 しかし、デイサービスはバスで送迎することは稀であり、普通自動車第一種運転免許があれば業務を行うことができます。また、デイサービスでの送迎業務は車で送迎するだけではなく、ご利用者様の介護も必要となる場合もあります。 送迎業務は介護の資格がなくても働くことはできますが、ご利用者様が安心してご利用していただくためにもヘルパー2級などの資格を取得することも大切です。 ③送迎業務で介護を行うことがあるのか? デイサービスをご利用されるご利用者様は、ご自身で歩かれる方など自立させている方だけではありません。 お身体の状態によって、歩行時に手引きで介助をすることや車椅子を操作する介助も求められることもあります。 また、ご自宅内でベッドまでの移乗介護を求められるケースもあります。 手引き介助の方法や車椅子の操作を知ることも大切です。 知らない状態で対応すると事故を起こす危険があります。 何も知らされない状態で送迎をお願いすることはありませんが、介助方法について事前に把握をすることは必要です。 ④送迎車はどのような車を運転するのか? デイサービスの送迎車は主に、軽自動車、ワンボックスカー、ハイエースクラスです。 車椅子が乗車できるよう福祉車両になっているため、操作方法を把握することが必要です。 各車両や車種によって取り扱いの方法は違います。 取り扱いを間違えると、ご利用者様が乗り降りする際に、事故の危険もあります。 そのため、正しい使用方法を覚えることは大切です。 ⑤送迎ドライバーの勤務時間について 送迎ドライバーの勤務時間については施設運営時間によって異なりますが、大まかに2種類です。1日勤務の日勤業務とスポット勤務として午前中2時間程度、午後2時間程度の送迎時間の業務があります。 例)1)8時30分〜17時30分の日勤業務。2)8時〜10時、16時〜18時の4時間勤務。 勤務時間が日勤業務として募集しているデイサービスは、送迎業務の他にも業務を求められていますので、事前に業務内容を確認することがおすすめです。 施設によっては午前中のみや午後のみの送迎を募集していることもあります。 募集している勤務の時間帯によっては、本業の空き時間として働くこともできます。 ⑥送迎範囲、どのようなルートで送迎するのか? 送迎範囲は施設によって送迎範囲が異なりますが、主に片道10km圏内(30分以内)の範囲で送迎をします。 原則としてはご自宅と施設間の送迎になります。 送迎につきましては、デイサービスでは1人ずつ送迎する訳ではありません。 車種によりますが、軽自動車では1〜3名のご利用者様の送迎を行います。 またハイエースなどの車両だと、3〜7名のご利用者様の送迎になることも多いです。 デイサービスにお越しになる1日のご利用者様の人数にもよりますが、1日の定員が50名以上のデイサービスだと2便制で送迎をするケースもあります。 送迎ルートは基本的には同じ町内などご利用者様同士のご自宅が近い方を中心に送迎ルートを組みます。デイサービスは毎日見えるご利用者様が固定されているため、送迎ルートも固定されてきます。ただ、新規でご利用者様が増えた際やお休みになった際などで送迎ルートが変更になる時もあります。 事前に余裕を持って送迎ルートを把握することが大切です。 デイサービスの送迎業務の注意点は? [caption id="attachment_891" align="alignnone" width="512"] Check list and marker[/caption] デイサービスの送迎業務として注意する点は下記になります。 1)安全運転で安全安心の送迎をする。 事故を起こさないよう、安全運転することは当たり前です。 しかし送り迎えする際、ご利用者様の自宅に伺う時間帯はスケジュールが決まっています。交通状況やお迎えに行ったご利用者様が準備できていない場合、時間が掛かったなどのトラブルによってスケジュールが乱れてしまうことがあります。 すると、次のご利用者様の自宅に伺うのに間に合わなくなってしまい。焦ってしまうことがあるかもしれません。 特にヘルパーさんのお迎え送り出しでの配置やご家族様が仕事に出かける為、送迎時間を指定されるケースもあります。 ギリギリの時間に出発するのではなく、時間に余裕を持つことが大切です。 また、運転時は急発進や急ブレーキをしないよう安全に運転することも心がけるようにしましょう。特に車椅子で乗車されているご利用者様は、後部座席で乗車している以上に車の揺れや動きを敏感に感じます。 ちょっとした車の揺れでも怖い思いをすることも多いです。 ただ体感しないと恐怖感はわからないこともありますので、実際にご自身で車椅子に乗って車に乗車してみるのもよいでしょう。 送迎車は施設名が入っていることがあり、施設の看板として地域の方にみられています。 法定速度や車線変更、黄色信号での停車など安全に配慮した運転が必要です。 危険な運転をすることによって、施設に対する印象が悪くなります。 もちろん乗車しているご利用者様にも怖い思いをしてしまいます。 運転状況によっては、直接施設へクレームの電話をいただくこともあるので、より慎重な運転を心掛けることが必要です。 2)ご自宅、デイサービスから送迎車までの乗降車時、ご利用者様の転倒に注意する。 ご自身で歩けるご利用者様だからといって、距離感を空けて誘導すると目を離したタイミングで転んでしまう危険があります。ご自宅から送迎車から施設への移動する間は、必ずご利用者様の近くで見守りながら誘導することが大事です。近くで見守りすることによって、ふらついたり転びそうになった時にフォローできる距離感がポイントです。 どんなに自立していてもどこで転ぶのかというリスクはいつもあります。 ご利用者様が安全にデイサービスをご利用していただくためには、転倒に注意することが大切です。 3)福祉車両の使い方を覚える。 福祉車両は、車椅子も乗車できます。 軽自動車なら車椅子1台分、ハイエースなら2台の車椅子が乗車可能です。 安全に車椅子で乗車していただくためにも、使い方を覚えることは必要です。 4)挨拶と身だしなみを忘れずに ご利用者様のご自宅へ送迎する際、ご利用者様やご家族様への挨拶ははっきり元気良く対応することが大切です。 また服装などの身だしなみも清潔感がある姿も大切です。 送迎ドライバーは施設の顔でもあります。 挨拶ができない、暗い表情で対応する、服装が乱れているなどがあると、ご利用者様やご家族様から良くない印象を受けます。 送迎ドライバーの印象が良くないと、施設への印象も悪くなります。 施設の顔として元気良く清潔感ある姿が大切です。 5)送迎時は、運転免許証と携帯電話の所持をする。 当たり前ではありますが、道路交通法では運転時は運転免許証を持っていることが義務付けられています。 また送迎中、ご利用者様の自宅に時間通りに間に合わないことなどトラブルが発生した際に携帯電話を使用することがあります。 送迎に出る前に、運転免許証と携帯電話を所持しているか確認が必要です。 6)前日のアルコールが残っていないか気をつける。 送迎業務をすることによって、前日のアルコールが残っていないか気をつけることが必要です。 ドライバーとして最低限のルールです。 アルコールの分解は体質などから個人差がありますが、一般的に体重60kgの人がビール500mlを飲酒した際、アルコールを分解するには3〜4時間が必要だと言われています。 勤務前日のアルコールの取り方も気をつけないといけませんが、睡眠時間もしっかりとることが大切です。 まとめ いかがでしたでしょうか、デイサービスの送迎業務についてお伝えしました。 ・デイサービスの送迎業務は、ご利用者様の自宅の送り迎えをする仕事である。・普通自動車第一種運転免許が必要である。・福祉車両の使い方を覚える必要がある。・勤務時間は1日勤務やお迎えの朝とお送りの夕の2部制と施設によって異なる。・送迎だけではなく、ご利用者様の介護することも必要である。・送迎車は施設の看板として地域の方にみられているので、いつも以上に安全運転が必要である。・送迎ドライバーは施設の顔でもあるので、挨拶は元気良く、身だしなみは清潔感ある姿が大切である。 最後まで読んでいただきありがとうございます。
道を歩いていると、デイサービスの名前がプリントされている車を見ることはありませんか? 自分の親が介護保険サービスを使うことになった時、「デイサービス」を検討することが多いです。 では、デイサービスとはどのような施設なのでしょうか?今回はデイサービスの利用条件やサービス内容、料金についてお伝えします。 デイサービスとは? デイサービスとは日帰りの介護保険サービスです。 朝、送迎車がお迎えに来て施設で過ごし、帰りは送迎車で送ってもらえます。 デイサービスには1日過ごすものと半日過ごすものがあり、1日型は5時間~9時間、半日型は3時間~5時間が一般的です。 デイサービスを利用することで、利用者の方の健康を保つことや、日常の介護をするご家族の身体的、精神的な負担を軽減させることができます。 デイサービスにはリハビリ特化型、認知症対応型、趣味特化型などさまざまな種類があるので、利用者の希望にあったところを選ぶようにしましょう。 デイサービスの利用条件 利用条件は要介護1〜5までの方が利用できるため、事前に介護認定が必要になります。 また、デイサービスは医療行為が原則的に行えないため、医療行為の必要がない人しかりようができません。 また、送迎バスの利用があるため、施設の送迎範囲内に自宅があることが必要です。 介護保険サービスを利用するには 介護保険サービスを利用するには、まず介護認定を受けることが必要です。 介護認定を受けるためには、市区町村役場へ行き介護保険の申請をします。 介護認定は、介護サービスを行う必要はあるのか?1次判定と2次判定の2段階にて判断をします。 1次判定は、職員が自宅を訪問して高齢者の方と家族との聞き取り調査を行います。 主治医の意見書がありましたら一緒に提出します。 後日客観的かつ公平な判定を行うため、コンピューターにて判定を行います。 2次判定は、保健医療福祉の学識経験者5名ほどで判定を行います。 申請してから1ヶ月ほどで認定結果がでます。介護認定された際は、介護保険証が届きます。 ケアマネージャーの決定 デイサービスを利用するためには、ケアマネジャーが専属の担当になってもらうことがおすすめです。 ケアマネジャーを探すには市町村の介護保険課、地域包括支援センターにて相談すると居宅介護支援事業所の紹介をしてくれます。 ケアマネジャーが決まりましたら、ケアマネジャーの紹介を基にデイサービスを決めていきます。 他者との交流を目的にするのか、リハビリを重視するのか、また必要時に夜間帯もお願いできる事業所にするのか、目的に合わせてデイサービスを検討します。 デイサービスのサービス内容 デイサービスのサービス内容は主に、食事、入浴、リハビリが中心となります。 サービス内容はどのような目的があるのかご紹介します。 食事 栄養バランスのある食事を摂ることによって、健康を保持します。 特に独居生活の高齢者の方にとっては在宅ではバランスのある食事を摂れていないことや、食欲不振で栄養がしっかり摂れていないこともあります。 また食事を食べている様子を看護職員や介護職員が観察することによって、嚥下機能の状態を把握することができます。 嚥下機能が低下すると、むせ込みやすくなります。 食物が喉をうまく通らないことで 窒息や誤嚥性肺炎を起こす危険があるので注意が必要です。 食事を摂って栄養バランスを維持するだけではなく、嚥下機能の状態も観察します。 入浴 入浴することによって、清潔を保持し皮膚疾患や感染症を防ぐことができます。 また 自宅で入浴することができない方でも、デイサービスでは介護職員が介助を行いますので、安心して入浴することができます。 また入浴することによって皮膚状態を観察することができるため、皮膚疾患の早期発見にも繋がります。 リハビリ 身体を動かすことにより、運動機能の低下を防ぐことができます。 高齢者は下肢筋力が低下し転倒するケースが増えるものです。 転倒し大腿骨を骨折することにより、歩行ができなくなり車椅子生活となってしまいます。 寝たきり状態になると介護の負担が増してしまうので、リハビリで運動することは自立生活を継続するためにも必要です。 デイサービスの1日の流れ デイサービスの1日の流れは、施設によって異なりますが大まかな流れについてお伝えします。 09:00 ご自宅にお迎え。09:30 施設に到着→手洗いうがい→バイタル測定、朝の会。10:00 入浴やリハビリ、脳トレやプリントで午前の活動。食事前の口腔体操。12:00 昼食。13:00 口腔ケア。14:00 レクリエーション。15:00 おやつの時間。16:30 送迎車に乗り、ご自宅へ。 デイサービスの利用料金 まずは介護保険の負担金額についてご説明します。 介護保険サービスは、介護度によって地域によって介護保険の負担金額が異なります。 また所得によっても介護保険の負担割合が1〜3割と割合が違います。 デイサービスは事業所によって提供時間が異なることから、提供時間と介護度によって下記の表になります。 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 3〜4時間未満 368 421 477 530 585 4〜5時間未満 386 442 500 557 614 5〜6時間未満 567 670 773 876 979 6〜7時間未満 581 686 792 897 1,003 7〜8時間未満 655 773 896 1,018 1,142 8〜9時間未満 666 787 911 1,036 1,162 ※1単位10円として、介護保険の負担割合1割負担での金額。2021年4月時点での情報です。 例)デイサービスでの介護保険負担割合の金額 要介護1 1割負担 7〜8時間未満 1日の介護保険の負担金額は、655円 要介護1 2割負担 7〜8時間未満 1日の介護保険の負担金額は、1,310円 デイサービスでは、運動やお風呂に入ることによって1回あたり追加の金額が加算されます。下記の表は主な加算です。他にも加算はありますが施設によって、掛かる加算は異なります。 個別機能訓練加算Ⅰイ 56円/回 個別機能訓練加算Ⅰロ 85円/回 入浴介助加算Ⅰ 40円/回 上記の介護保険の負担割合とは、別途で食事代(実費)が発生します。 施設によりますが、食事代は昼食代または昼食代+おやつ代として発生します。 介護保険の負担割合と食事代で、デイサービスが1日どのくらいの金額が発生するかご説明します。 例)要介護1 1割負担の方 7〜8時間未満のデイサービスをご利用。個別機能訓練加算Ⅰイと入浴加算を利用した際の金額。 655円(介護保険の負担金額)+96円(個別機能訓練加算Ⅰイと入浴加算を利用)+850円(昼食700円+おやつ150円)=1,601円/1日となります。 介護度や提供時間、加算、食事代と施設によって違うため、詳しい料金につきましては施設に確認することがおすすめです。 デイサービスのメリット、デメリット デイサービスにはメリットだけでなくデメリットも存在します。 その両方をよく考えたうえで利用するかどうかの検討をするようにしましょう。 デイサービスのメリット ・他者との交流によって認知症予防に繋がります。 ・リハビリやレクリエーションを行うことにより、身体機能の維持や向上に繋がります。 ・バランスの良い食事を摂ることができます。食べることが楽しみになります。 ・入浴することによって、清潔を保持することができます。 ・デイサービスでバイタル測定など、健康管理をすることにより健康状態を把握することができます。 デイサービスのデメリット ・他者と交流することに対して、ストレスを感じることがあります。 ・費用面で負担を感じることがあります。 デイケアとの違い デイサービスと似たようなサービスにデイケアがあります。 デイケアは医師の指示のもとでリハビリがおこなわれる施設です。 師が常駐しており、医療ケアや専門的なリハビリが行われます。 費用はデイケアのほうが高額になる傾向が高いです。 まとめ いかがでしたでしょうか。 デイサービスの利用条件とサービス内容についてお伝えしました。 ・デイサービスを利用するには、まず介護保険の申請が必要である。 ・デイサービスの利用条件は、要介護1〜5までの方である。 ・デイサービスの利用は、高齢者の方の健康を保持または向上させ、自立した生活を継続するためである。 ・デイサービスの利用は、家族の負担が軽減し在宅での介護を継続できるためである。 ・時間帯や利用料金は、施設によって異なるものである。 ・高齢になっても健康的に自立した生活を送るためには、デイサービスが必要である。 最後まで読んでいただきありがとうございます