街中でデイサービスの送迎車を見かけることはありませんか?
デイサービスの送迎の仕事はどんな仕事なのか、と、気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回はデイサービスの送迎についてお伝えします。
デイサービスとは?
デイサービスとは日帰りの介護保険サービスです。
朝、送迎車がお迎えに来て施設で1日過ごし、夕方には送迎車でお家に帰ってきます。
デイサービスの目的は主に食事、入浴、運動です。
デイサービスはご利用される高齢者の方の心身機能を保持または向上することと、ご家族の方の介護負担を軽減することが目的とされています。
ご利用者様が安心してデイサービスに来ていただくためにも、送迎業務は大切な役割になります。
またご利用者様を送迎するだけではなく、ご利用者様やご家族様とコミュニケーションを取ることができる大切な時間です。
ご利用者様の近況やご家族様の悩みなどの情報収集もサービスを向上するためには必要になります。
ご利用者様やご家族様と信頼関係を築くことによって、良いサービスを築くことができます。
デイサービスの送迎業務とは?
では、デイサービスの送迎の仕事とはどのようなものなのか、詳しくご紹介していきます。
①デイサービスの送迎業務の仕事
・朝はご利用者様のご自宅へお迎え、夕方にご利用者様をご自宅へお送りする。 ・乗車時のご利用者様の介助。 ・ご自宅へ行った際、ご家族様やご利用者様とのコミュニケーション。 ・ご利用者様が乗車中、ご利用者様とのコミュニケーション。 ・送迎車両の車両点検や管理、清掃。 ・送迎車両の給油。 |
上記以外にも送迎ルートの作成や送迎車や施設内の清掃をお願いする施設もあります。
業務内容については施設によって異なりますので、具体的にどのような業務内容か事前に確認することが必要です。
②送迎ドライバーの必要な資格について
デイサービスの送迎ドライバーは、普通自動車第一種運転免許が必要となります。
バスなどで送迎を行うデイサービスは、中型や大型自動車免許が必要です。
しかし、デイサービスはバスで送迎することは稀であり、普通自動車第一種運転免許があれば業務を行うことができます。
また、デイサービスでの送迎業務は車で送迎するだけではなく、ご利用者様の介護も必要となる場合もあります。
送迎業務は介護の資格がなくても働くことはできますが、ご利用者様が安心してご利用していただくためにもヘルパー2級などの資格を取得することも大切です。
③送迎業務で介護を行うことがあるのか?
デイサービスをご利用されるご利用者様は、ご自身で歩かれる方など自立させている方だけではありません。
お身体の状態によって、歩行時に手引きで介助をすることや車椅子を操作する介助も求められることもあります。
また、ご自宅内でベッドまでの移乗介護を求められるケースもあります。
手引き介助の方法や車椅子の操作を知ることも大切です。
知らない状態で対応すると事故を起こす危険があります。
何も知らされない状態で送迎をお願いすることはありませんが、介助方法について事前に把握をすることは必要です。
④送迎車はどのような車を運転するのか?
デイサービスの送迎車は主に、軽自動車、ワンボックスカー、ハイエースクラスです。
車椅子が乗車できるよう福祉車両になっているため、操作方法を把握することが必要です。
各車両や車種によって取り扱いの方法は違います。
取り扱いを間違えると、ご利用者様が乗り降りする際に、事故の危険もあります。
そのため、正しい使用方法を覚えることは大切です。
⑤送迎ドライバーの勤務時間について
送迎ドライバーの勤務時間については施設運営時間によって異なりますが、大まかに2種類です。
1日勤務の日勤業務とスポット勤務として午前中2時間程度、午後2時間程度の送迎時間の業務があります。
例) 1)8時30分〜17時30分の日勤業務。 2)8時〜10時、16時〜18時の4時間勤務。 |
勤務時間が日勤業務として募集しているデイサービスは、送迎業務の他にも業務を求められていますので、事前に業務内容を確認することがおすすめです。
施設によっては午前中のみや午後のみの送迎を募集していることもあります。
募集している勤務の時間帯によっては、本業の空き時間として働くこともできます。
⑥送迎範囲、どのようなルートで送迎するのか?
送迎範囲は施設によって送迎範囲が異なりますが、主に片道10km圏内(30分以内)の範囲で送迎をします。
原則としてはご自宅と施設間の送迎になります。
送迎につきましては、デイサービスでは1人ずつ送迎する訳ではありません。
車種によりますが、軽自動車では1〜3名のご利用者様の送迎を行います。
またハイエースなどの車両だと、3〜7名のご利用者様の送迎になることも多いです。
デイサービスにお越しになる1日のご利用者様の人数にもよりますが、1日の定員が50名以上のデイサービスだと2便制で送迎をするケースもあります。
送迎ルートは基本的には同じ町内などご利用者様同士のご自宅が近い方を中心に送迎ルートを組みます。
デイサービスは毎日見えるご利用者様が固定されているため、送迎ルートも固定されてきます。
ただ、新規でご利用者様が増えた際やお休みになった際などで送迎ルートが変更になる時もあります。
事前に余裕を持って送迎ルートを把握することが大切です。
デイサービスの送迎業務の注意点は?

デイサービスの送迎業務として注意する点は下記になります。
1)安全運転で安全安心の送迎をする。
事故を起こさないよう、安全運転することは当たり前です。
しかし送り迎えする際、ご利用者様の自宅に伺う時間帯はスケジュールが決まっています。
交通状況やお迎えに行ったご利用者様が準備できていない場合、時間が掛かったなどのトラブルによってスケジュールが乱れてしまうことがあります。
すると、次のご利用者様の自宅に伺うのに間に合わなくなってしまい。焦ってしまうことがあるかもしれません。
特にヘルパーさんのお迎え送り出しでの配置やご家族様が仕事に出かける為、送迎時間を指定されるケースもあります。
ギリギリの時間に出発するのではなく、時間に余裕を持つことが大切です。
また、運転時は急発進や急ブレーキをしないよう安全に運転することも心がけるようにしましょう。
特に車椅子で乗車されているご利用者様は、後部座席で乗車している以上に車の揺れや動きを敏感に感じます。
ちょっとした車の揺れでも怖い思いをすることも多いです。
ただ体感しないと恐怖感はわからないこともありますので、実際にご自身で車椅子に乗って車に乗車してみるのもよいでしょう。
送迎車は施設名が入っていることがあり、施設の看板として地域の方にみられています。
法定速度や車線変更、黄色信号での停車など安全に配慮した運転が必要です。
危険な運転をすることによって、施設に対する印象が悪くなります。
もちろん乗車しているご利用者様にも怖い思いをしてしまいます。
運転状況によっては、直接施設へクレームの電話をいただくこともあるので、より慎重な運転を心掛けることが必要です。
2)ご自宅、デイサービスから送迎車までの乗降車時、ご利用者様の転倒に注意する。
ご自身で歩けるご利用者様だからといって、距離感を空けて誘導すると目を離したタイミングで転んでしまう危険があります。
ご自宅から送迎車から施設への移動する間は、必ずご利用者様の近くで見守りながら誘導することが大事です。
近くで見守りすることによって、ふらついたり転びそうになった時にフォローできる距離感がポイントです。
どんなに自立していてもどこで転ぶのかというリスクはいつもあります。
ご利用者様が安全にデイサービスをご利用していただくためには、転倒に注意することが大切です。
3)福祉車両の使い方を覚える。
福祉車両は、車椅子も乗車できます。
軽自動車なら車椅子1台分、ハイエースなら2台の車椅子が乗車可能です。
安全に車椅子で乗車していただくためにも、使い方を覚えることは必要です。
4)挨拶と身だしなみを忘れずに
ご利用者様のご自宅へ送迎する際、ご利用者様やご家族様への挨拶ははっきり元気良く対応することが大切です。
また服装などの身だしなみも清潔感がある姿も大切です。
送迎ドライバーは施設の顔でもあります。
挨拶ができない、暗い表情で対応する、服装が乱れているなどがあると、ご利用者様やご家族様から
良くない印象を受けます。
送迎ドライバーの印象が良くないと、施設への印象も悪くなります。
施設の顔として元気良く清潔感ある姿が大切です。
5)送迎時は、運転免許証と携帯電話の所持をする。
当たり前ではありますが、道路交通法では運転時は運転免許証を持っていることが義務付けられています。
また送迎中、ご利用者様の自宅に時間通りに間に合わないことなどトラブルが発生した際に携帯電話を使用することがあります。
送迎に出る前に、運転免許証と携帯電話を所持しているか確認が必要です。
6)前日のアルコールが残っていないか気をつける。
送迎業務をすることによって、前日のアルコールが残っていないか気をつけることが必要です。
ドライバーとして最低限のルールです。
アルコールの分解は体質などから個人差がありますが、一般的に体重60kgの人がビール500mlを飲酒した際、アルコールを分解するには3〜4時間が必要だと言われています。
勤務前日のアルコールの取り方も気をつけないといけませんが、睡眠時間もしっかりとることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか、デイサービスの送迎業務についてお伝えしました。
・デイサービスの送迎業務は、ご利用者様の自宅の送り迎えをする仕事である。 ・普通自動車第一種運転免許が必要である。 ・福祉車両の使い方を覚える必要がある。 ・勤務時間は1日勤務やお迎えの朝とお送りの夕の2部制と施設によって異なる。 ・送迎だけではなく、ご利用者様の介護することも必要である。 ・送迎車は施設の看板として地域の方にみられているので、いつも以上に安全運転が必要である。 ・送迎ドライバーは施設の顔でもあるので、挨拶は元気良く、身だしなみは清潔感ある姿が大切である。 |
最後まで読んでいただきありがとうございます。